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半分表示されてなかったので修正しました。







格さんは外ではイチャイチャしない。

人混みの交差点で、はぐれないように格さんの肘を掴んだら、さりげなく手を繋いでくれる。それでいい。




ホテルの部屋のドアを閉めたら、すぐに抱きしめられた。早くこうしたかったんだというかのように。


ぎゅーっと抱きしめて、
カラダの弾力を確かめて、
ウエストに腕を巻きつけて、
腰骨を掴んで、
お尻を掴んで

私の体の形を確かめている。
「このフォルムがいい」っていやらしく体をまさぐる。

体を反転させてキスをする。
少し唇を開いて応じると舌を絡めてくる。

そのまま始めてしまうんじゃないかと思う情熱的なキス。

そんなふうに気持ちを表現してくるので、ホッとする。


でも、シャワーなしでそのまま始めてしまうのは私は抵抗があって、体を引いてしまう。たぶん格さんも同じ。


格さんは半歩下がって体を離し、私の全身を目を細めながら眺めた。


格「このウエスト、いいね〜。スカートはレザー?」
私「フェイクレザー。今日のコーディネートは気に入りましたか?」
格「うん好みだw 知ってるくせに」
私「うん🙂‍↕️知ってるw」

格さんの好みは知っています。
知ってて選んだコーデだけど、これは私のお気に入りのコーディネートでもある。

それをこんなふうに喜んでくれる人がるって、すごく嬉しいです。


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この日泊まったホテルには大浴場があります。さっさと館内着に着替えて、バスルームからタオルを取り着替えの下着を小さなバックに入れて部屋を出ました。

大浴場の脱衣所は、昭和の下町の銭湯のような賑わいで混雑していました。小さな子どもが床に着替えを脱ぎ散らかしているし、母親は下の子の世話をしながらもう1人の子どもを連れた女性と大声で話している。
その奥のロッカーでは修学旅行かな?部活動の遠征かな?高校生の数人が楽しげに話しながら体を拭いている。

いつものお一人泊のビジネスホテルだったら、時間をずらしてゆっくり浸かるんだけどなぁ。今日は早くお楽しみの時間にしたいので、混んでいてもそのまま入ることにしました。


大急ぎで体や髪を洗い、金泉(有馬温泉の湯)につかりました。
風量の弱いドライヤーしか空いていないけど、しょうがない。時間をかけて髪を乾かして部屋に戻りました。


ザワザワする脱衣所でTバックのショーツとランジェリーを身につけてきた。ガーターベルトやストッキングは、子どもや高校生で騒がしい脱衣所で身につけることはできなくて、使わなかった。

部屋に戻る途中でハイボールの缶を買って部屋で飲みなおす。
格さんは飲むと弱くなるから、部屋でお酒は飲まないって。

楽ちんだけど色気のない館内着を早く脱ぎたいと思いつつ、平気な顔でハイボールを飲んだ。

夜は長い。ゆっくり楽しめばいい。