毎日毎日、怯えながらHIVについて調べまくりました。

感染していたらどうなるのか?


●HIVに感染しても死なない

わかったことは、HIV=死ではないし、HIV=AIDSではないということ。毎日欠かさず薬を1錠飲む治療を続けることで、AIDSを発症することなく生きられるということ。一生治らない。


●sexはできる

でも、もうsexはできないよね?と思っていたけど、治療を続けることで体内のウイルスは(ゼロにはできないけど)、減らせる。検査でのウイルスの検出限界値未満に抑えることができるという。限界値未満の状態を維持していれば、sexをしても相手にHIVをうつすことはない。

この状態を「U=U」と言い、HIV感染患者が目指している健康状態だと知った。


●免疫不全

HIVに感染しても生きられる。

治療さえ続ければsexもできる。

健康なまま働くことも生活することもできる。ただし、免疫力が落ちる。感染症にはかかりやすい。これも治療によって免疫力を上げることが必要。


●医療費

HIVの薬は高額。

高額療養費制度を使っても4.4万円(月額)が一生かかる。無理だ。


●医療費をどうするのか

障害者認定を受ければ、身体障害者となり、障害者医療費の助成制度が利用できる。その場合、自己負担額は月2万円(推測)くらいかな。

私、障害者になるんだ。


●周囲にHIV感染者だと知られる?

障害者認定を受けると税の申告(医療費控除や障害者控除)のタイミングで、総務の

担当者に障害者であることがバレます。病名はバレない。



それでも生きられるということがわかった。


私1人の問題なら、バレたとしても生きていけるから、きっと大丈夫。

でも、今まで通りってわけにはいかない。


私だけのことならなんとでもなるけど、格さんと銀さんは奥様の知るところになる。


やっぱり私の罪は重い。


そこまで理解して、覚悟を決めて12月にHIV検査を受けた。


結果は陰性だった。







まだだ。

まだ何も解決していないって思った。



12月の検査では、9月にTさんと会った時には感染しなかったということがわかっただけ。

10月に会った時に感染したかもしれない。発熱があったのは10月末、これがHIV感染の初期症状だったとすれば、感染したのは9月じゃなく10月のsex。


HIVは1回のsexではうつらないこともある。10月のsexの結果は1月に検査をしないとわからない。


鬱々とした日が続いた。

もう誰ともsexはしない。できない。

もう誰とも恋はしない。

1人で生きていく。


そんな将来を考える毎日が続いた。


そんな中で秀さんに求婚された。

1月にドライブしても私に触れようとしない。でも求婚してくる。

sexをしないでも一緒にいられる人がいるのだろうか?


混乱した。


1月、2回目のHIV検査を受けたました。

結果は陰性。


(続く)


※コメント欄は開いていますが、「公開しないで」と一言添えてくれれば、承認はしないようにします。



自己紹介