牡蠣三昧で亜鉛をたっぷりと補給して夜に備えます♪
銀「その後、彼との様子はどう?」
銀さんと前に会ったのは、11月。
あれからずっとLINEのやり取りをしていないので、銀さんのいう「彼」とはTさんの事を指します。
私「別れたよ」
銀「え?いい感じだって言ってなかったっけ?」
私「そんなこと言ったっけ?
前に銀さんにTさんのことを話したとき、その男大丈夫なのか?って言われて、大丈夫じゃないって思ったから別れた」
銀「俺、そんなこと言ったっけ?(笑)」
Tさんが「大丈夫」じゃない理由。
銀さんに、Tさんと別れた理由を話しました。
私「私ね、HIV検査を受けました」
銀さんが凍りついた。
このblogにも書けなかったことです。
年末にずっと抱えていたモヤモヤした気持ち。
モヤモヤなんて生やさしいものじゃなくて、人生が変わるくらいの悲しい気持ちで怯えていました。
私「12月と1月に、HIV検査を受けました。2回とも陰性でした」
銀「え?。。。。。。ええっ〜!?」
だよね。びっくりするよね。
他人事じゃないもんね。
ごめんなさい!
ストップエイズ!まずは早めに「HIV検査」を (政府広報オンライン)
Tさんは長年、風俗で遊んでいた人です。
しかも、コロナ前は海外の路上で違法に客を待つ人を買っていました。
中には男性の体のままだった相手もいました。
それを無防備に楽しんでいた人です。
怖くないと言い武勇伝として、Tさんは得意げに私に話しました。
私は怖いです。
日増しに不安が大きくなっていたある日、私は発熱しました。
コロナウイルス検査は陰性だったので、発熱の原因がわかりません。
HIVに感染したかもしれないという不安が、頭の中でぐるぐる回って、毎日毎日サイト検索を繰り返すようになりました。
すぐにHIV検査を受けることを考えたのですが、感染から一定時間を過ぎなければ検査をしてもわからないという。
Tさんに「検査を受けてください」と頼みました
でも、Tさんは検査を受けるどころか「ゆきンこちゃん、HIVなの?」と私を疑うばかりで、ちゃんと調べて!と言っても自分は健康だから受ける必要はないと言い切るのです。
HIVは感染しても症状がないまま10年以上気づかない人もいるって、検索すればわかることです。
Tさんは、発熱した私に「大丈夫?」とか言いながら、私の不安を取り除くために唯一Tさんにだけできること=自分が感染者じゃないという証明をしてくれない人でした。
Tさんが感染していないのであれば、私はHIVに感染したかもしれないという不安から解放されるのに、検査を受けることをを拒否されたのです。
私自身の検査ができるようになるまで、ずっと不安を抱えて過ごすしかできませんでした。
感染していたとしたらどうなる?
毎日調べて調べて苦しくなるばかりの日々。
一番苦しかったのは、銀さんと格さんを巻き添えにしたかもしれないということ。
私「ごめんなさい。もっと早く銀さんに伝えなきゃいけないってわかっていました。」
私「でも、伝えたところで、私も銀さんも検査ができる期間になっていないのであれば、ただ不安を与えるだけでどうすることもできないって思って、苦しい思いをさせるだけかもしれないと思ったら言い出せなかった。ずっと罪に意識を持ちながら黙っていました。本当にごめんなさい!」
怖い。人の人生を変えてしまうかもしれない罪に震えた。
なんでこうなった?
私はただ幸せになりたかっただけなのに。
手当たり次第に遊んでいたわけじゃない。
銀「確かに、感染していたらと思うとゾッとする。俺も追い込まれる。」
卑怯だよね、私。
黙っていたんだから。
銀さん、怒るよね。
銀「怖かっただろ?不安だったろう」
銀さんは優しかった。
怖かった。
いつも私を幸せにしてくれる人。その人を巻き添えにしたかもしれないということが怖かった。
銀「HIVは治療さえしていれば、健康な人と同じ生活ができるらしいな。けど…」
Tさんと違って銀さんはちゃんと知識がある。考えてくれる。
私「うん、治療さえしていれば、ウイルスの量を抑えて誰かに移すこともない状態にして妊娠出産することもできるらしい。でも、医療費が高額なので障害者認定を受けて障害者医療費の助成を受けなければいけない」
悩んでいた私は、誰にも相談できなくてWEBサイトから必死になっていろいろ調べていたことを話した。
銀「障害者認定かぁ。それはマズイな。」
しばらくの沈黙。
銀さんの場合、自分の会社で総務・経理を担っている奥様にバレる。家庭の外に女がいて、その女が感染させたこともバレる。
銀さんは頭を抱えた。
銀さんだって怖いよね。
銀「12月と1月に検査を受けたって?検査結果は直前3ヶ月の期間に感染したかどうかが出るんだよな」
銀さんは、日付を追って話を聞いてくれます。
発熱があったのが10月終わり。これが感染の初期症状だとすれば、その前にTさんと会った10月初めが感染した日ということになる。
10月にTさんと会った日から数えて3ヶ月が経過している1月に受けた検査は陰性。ということは発熱はHIV感染とは関係がないと言える。
銀さんはTさんのような無知ではない。
私が必死になって調べたり、検査を受けた時の説明で知ったHIV感染の知識を銀さんは持っている。
銀「陰性でよかった。ずっと1人で悩んでいたんだな」
ちゃんと考えて、その上で冷静に私のことも考えてくれる。
こんな人がいつでも私の横にいてくれたらいいのになぁ。
けど、銀さんは恋人ではない。
話は私の恋の近況についてに移った。
秀さんのことは、銀さんはやっぱり首を捻ります。
銀「アプリで知り合ったんだろう?」
銀さんはマッチングアプリの、互いのことを知らないうちにすぐに会ってしまうという安易さが心配だと言います。
秀さんが初見での求婚する感覚や、奥様を亡くしてからまだ半年なのに次に行ける気持ちがわからない。奥様の荷物をあっさり処分している切替の速さが、引っかかると。
銀「そんなに早く次に行けるものなのか?俺だったら妻が亡くなったら、そんなふうに立ち直れない」
銀さんはHこそしなくなったけど、長年連れ添った奥様のことは家族として大事にしています。
銀「その気持ちの切替の速さが、ゆきンこさんに対しても起こらないとはいえないだろ?突然あっさり手のひらを返すかもしれない。ゆきンこさんを傷つけるようなヤツじゃなかったらいいんだけど。心配だなぁ」
変な癖を隠してるんじゃないのかと銀さんは言うけど、
私「鬼の性癖のあなたがそれ言う?🤣」
銀「それもそうだwww😆」
私、また変な人に引っかかっているのかなぁ。
(続く)
※この記事を書いたのは1月。
ずっと下書きに入れたままだったので、その後の秀さん「酔った勢い」のことはまだなかった頃の話です。
※コメント欄は開いていますが、「公開しないで」と一言添えてくれれば、承認はしないようにします。