もう遠慮しないで休む時は休む!

と、二つ前の投稿で言った私ですが。。。

 

「明日休みます」

と頻繁に言うようになったので、さすがに気まずい。

 

 

私には80代の父と母がいます。

高齢者2人暮らしをしているのですが、年々不安要素が増えてきました。

 

夜8時、母からの電話

母 「先生(医師)が説明をしたいので家族に来てもらってくださいって。

あんた、来てちょうだい」

私 「いつ?」

母 「明後日!」

私 「何時?」

母 「わからん」

そこで、一方的に電話が切れた。

 

おーい、母~~~~~~

ガーン 私はどうすればいいんだい???

 

明後日?明日のうちに仕事の調整をしないと行けない。

何時だかわからないので、午前だけ午後だけ休むという調整ができない。

 

手帳を見ながらいろいろシュミレーションをする。

午前に取引先に伺うアポがある。

内容は書類で係長に伝えてはあるが、細かい詰めは私の頭の中にしかない。

 

午後だけ休んで病院に行けばいい?

職場から病院までの乗り換えをアプリで検索。

午後3時以降の医師との予約だったら、午後休だけで乗り切れるかなぁ。

 

夜9時、再び母から電話

母 「あんた、何時にくるん?」

 

なんやねん、それ!

私 「何時にいったらいい?」

母 「わからん」

私 「わからんとちゃう! 病院の予約時間は何時なん?」

電話の向こうで老夫婦が大声で会話している声が聞こえる。

どっちも耳が遠いのでケンカしているみたいな大声。

 

母 「お父さんもわからんねんて」

私 「病院から紙の予約票をもらってないか?」

 

そこで電話が切れた。

 

こんな調子で翌日の早朝、仕事中、その夜、当日の朝、私が電車に乗っているときも、母からの電話がかかってきました。

 

 

 

 

 

 

 

2人とも耳が遠くなり電話で会話がむずかしくなりました。

話たことをすぐに忘れるので、同じことを何度も聞きます。

 

しかも、話すたびに相談して決めたことを変更してきます。

 

私が駅についたら、カーシェアリングで車を借りて家に迎えに行くから、家でまっていること と約束した。

 

それが、当日の朝の電話で、変更された。

 

母 「駅までバスで行くから、家に来なくていい」

病院は駅前にあります。

私 「じゃあ、バスの降り場で待ってる」

母 「バスの時間はねぇ~~~、12時20分につくから」

私 「じゃあ、12時20分にバスの降り場で待ってる」

 

そのあと、この約束を後悔した。

無理にでも私が実家に迎えに行けばよかった。

 

 

 

 

当日、約束の時間より40分早く駅に着いて、駅前で昼食を取ってから待ち合わせ場所に行くつもりで早めの電車に乗っていました。

 

電車に乗っているときにスマホに自宅固定電話の母から電話。

車内で大声で電話に答える訳にはいかないので、無視したのですが、留守電に

「今から家を出ます。バスで行きます」というメッセージがあった。

 

バスの時間にはめちゃくちゃ余裕があります。

でも、ちゃんと約束通りにバスでくるんだなと思いました。

 

ところが、駅につくと改札口に父がいたのです。

約束の時間より早いです。

父はいったい何時からそこにいたのでしょうか?

 

 

母の姿はありません。

 

私「お母さんは?」

と聞きましたが、父は補聴器をつけていませんでした。

通じませんあせる

父「はぁあ?? 自転車できた」

私「お母さんと一緒じゃないの?」

父「はぁあ??? 病院の先生がな説明するっていうねん」

 

全然、会話になりません。

 

かまわずバス停に行ってみました。

父が後ろからついてきます。

 

バス停につくと父の行動が落ち着かなくなりました。

父「おっかぁがおらん。おっかぁどこや?」

探してくると言ってそこを離れようとします。

 

うわぁ~~~~やめて、あとで行方を捜すの大変なんだから!

お願いだからバス停でじっとしてて!

 

目が離せないので、私は昼食をとることをあきらめてバス停で父と、母が乗ってくるはずのバスを待ちました。

 

それなのに、ようやくやってきた12時20分の約束のバスに母は乗っていなかったのです。

 

ガーンガーンどこ行った????

ケータイに電話したけど、「ただいま、電話に出ることができません」というメッセージが流れて、通じない。

 

自宅に電話しても出ない。

 

バスに乗り遅れてタクシーに乗ったか?

1.5kmの道なので、歩いてくるのか?

その場合、30分~40分くらいかな。

 

 

約束の時間から50分、バス停に母は来ない。

医師との約束の時間が迫っています。

 

しょうがない、父だけをつれて病院に行くことにしました。

何度も何度も怒鳴るような大声で父に話しかけ、母を待たずに病院にいくと伝えました。

私 「診察券とか保険証はもってるの?」

父 「ある。おっかぁが持ってる」

 

うぁ~~~、あかんやんあせる

とにかく、病院に行ってみることにしました。

 

すると、総合窓口の前のベンチに母が座っていたのです。

 

私 「なんでここにおるん?」

母 「ここで待ち合わせって、あんたが言うたやん」

 

言ってない言ってない!!!!

 

 

私 「ケータイはどうしたん?」

母 「ちょっと前から壊れてる」

 

様子がおかしいと思ったらショップに持っていって教えてもらえって言ってあるのに、なぜそのままにしておいた???

 

こういう待ち合わせのときに、連絡がつくように私が持たせているケータイです。

私 「ケータイ、よう使わんのやったら返して!解約する。」

母 「そしたら、自分で新しいケータイ作らなあかんなぁ」

私 「ケータイ買う?使わへんのに?いくらかかるとおもってるん?」

母 「電話かけへんから、お金かからへん」

 

ん???? もしかして通話料無料は全然お金かからへんって思ってる?

 

私 「それ、毎月毎月私がお金払ってるんやで。持ってるだけで、使わなくても年間4万くらいかかってるんやで。それが、10年や。私、いくらそのケータイにお金使ったと思ってるン?電話かけへんのやったら、ケータイいらんやん!解約する!」

 

本当に月々無料だと思っていたらしい。

そして、絶対にケータイはいる!という。

母 「もしものとき、連絡できへんかったら困るやん!」

私 「今日、連絡できへんかったから困ったやん!壊れたまま(実際にはキー操作の誤りでロックがかかっていただけ)のケータイになんの意味があるん?」

 

そんな会話をしているうちに、父がいなくなった。

探し回ると初めてきた大きな新しい病院の探検に行っていたらしい。

 

 

こんな二人を相手に

この先、介護が本格的になったらどうなる?

 

恐ろしいよぉ!