歩きすぎました。
京都御所
私が行ったことないから行こうってだけの理由で京都御所。
知恩院
ゆっくり散策できました。
御所よりもこういうお寺さんの方が落ち着く気持ちになります。
パワースポットというスピリチュアルな言い方は、好きじゃないけど、信仰心も薄い私でも凛とした気を感じます。
やっぱり京都っていいですね。
居酒屋「ますたけ」
岡崎公園の近くの住宅街にポツンとあるカウンターだけの小さな居酒屋。
店主1人でてんてこ舞いしながらも、店の落ち着き。客層の落ち着き。美味しい地酒とおばんざいを出してくれました。
ネットで見て、最初に電話した時、あまりにも愛想のない不機嫌そうな男性の対応だったので不安になりました。ネットの口コミを見ると「最悪!」という評価が半分。「いい店」という評価が半分。どういうこと?
でも、刺身もスズキのカマの塩焼きも、万願寺とうがらしとじゃこのおばんざいも美味しいし、たくさん揃えた地酒も、味の好みを伝えると丁寧にオススメを選んでくれたし。常連さんやインバウンド客にも、忙しいのに楽しそうにジャパニーズ英語で料理の説明をしながら会話する、人の良さそうな店主でいい店でした。
いつものようにカウンターから店主に話しかけると、「電話の対応?あぁ、よく言われるんですよ〜。怒ってるのか?ってははは🤣」と笑ってくれました。
美味しい日本酒と料理を楽しんだあと、この日の宿へ。
夜のお話は、また今度。
2日目。南禅寺
紅葉はまだだったので、日本人少なめ。
いい天気で気持ちいいです。
南禅寺「水路閣」
混雑なしでいい感じでした。
湯豆腐「五右衛門茶屋」
南禅寺の門前にある「順正」を考えていたのですが、団体予約が多くて待たされる。
数軒隣に見つけた「五右衛門茶屋」に入りました。
柿のたいたんなどの季節のおばんざいもサクサクの天ぷらも美味。
この店もあたりです。
美味しいもの食べるとそれだけでもいいデートだって思えます。
そのあとは、清水寺に行こうとしたのですが、やめました。満腹すぎて歩きすぎた疲れもあって、動けなくなってしまったのです。
ということで、喫茶店で2時間休憩〜。
タクシーで三条まで移動して帰路につきました。
Tさんと2日かけてのデートでしたが、Tさんのアテンドは悪くないです。
Tさんは旅行業界の人です。
なので観光は得意。
団体旅行じゃないので、食事はその場その場でネット検索ですが
「俺、割とあたりの店を引き当てること多いよ」
と言いますが、確かに行った店はあたりでした。
嗅覚があるって感じかなぁ。
行き先探しも、どこ行きたい?と聴きながら、嵐山とか清水寺とか下鴨神社とか金閣寺とか銀閣寺とか龍安寺とか…具体的な行き先の名前を出しながら聞いてきます。
最初から几帳面にルートを決めるのではなく、1つ散策し終えたら次を考えるという感じ。
京都御所を見学し終えたら
「次どこがいいかなぁ。知恩院って行ったことある?」
私が行ったことないと答えると
「よし!じゃあそこにしよう。その前に腹減ったなぁ…」
私が付近の食事できそうなところをネット検索をしているうちに、Tさんは駐車場で待機しているタクシー運転手に駆け寄って情報収集。
「10分ほど歩くけど、定食屋さんがあるって。どう?」
と見つけてきます。
定食屋さんでも
「どこかタバコ吸えるとこないですか?」
と情報収集。
コンビニでタバコを吸いながら、知恩院へのアクセスを検索。
「うーん、、、、」
私も調べたけど、バス移動かな?ただし、拝観終了の時間が迫っています。
Tさんは少し考えて、目の前の通りの車の流れやバスの発着を見ながら、
「今日は渋滞がないなぁ。よし、タクシーで行こう」
なるほど、空車のタクシーよく通ります。
今の場所と目の前の状況から考えるのね。臨機応変って感じで、判断は早いです。
おかげで16時までしか入門できない知恩院に15時30分に到着。
入ってしまえば、17時まで観覧できるので、息切れするような急な階段を慌てることなくゆっくり登ることができました。
イライラするような優柔不断はないし、散策するペースも私と同じくらい。
門の前も門の後も急な階段がある知恩院。
門から振り返ると観光バスとインバウンドの観光客が、階段を見上げています。
Tさんは仕事で来る時は、ああいう観光バスでの移動なのよね。知恩院も何度も来ているけどいつもは「仕事」だからね、集合場所やバスで待機していることが多くてゆっくりと観光はしていないらしい。
なので今回は、私とお寺の境内を回る時、知ったかぶりすることもなく、一緒になって見るものにいちいち関心を持ちます。
そのテンション、悪くないです。
「うわぁ、やっぱりこの階段はきついわー」
スーツにネクタイ、革靴で階段を登りきると脛が引き攣ると言ってました。
私は最初から歩く覚悟でスニーカーなんですが、革靴だとキツいに決まってます。
朝、待ち合わせ場所でその出立ちを見た時に聞いたのですが、家を出る時に出張に行くと母親に言って出てきたので、仕事着(添乗員)の格好なんです。
年老いた母親に一人暮らしさせないために、去年から実家暮らしをしているらしい。母親は何歳になっても息子の行動が気になるらしく、心配なんだろうね。
「今日は何時に帰る?晩御飯いる?出張行く日はカレンダーに丸をつけておいてね、私にだって都合があるのよ」
そんな親を相手にする様子は、想像できます。女と旅行と言ったりしたら、どんなめんどくさい質問が機関銃の如く降ってくるのか想像できるので、仕事で出張というフリをしているということ。
わかるけど、「仕事の格好で行くよ」と事前に言ってよねー。そしたら私もそれに合わせた格好してくるのに!
スーツ姿のTさんと完全に休日京都旅モードのカジュアルな私が、並んで京阪特急の指定席に座っていたり、お寺や居酒屋でデートしていると、営業サボってデートしている、または奥さんに嘘ついて旅行に来た男とデートしている不倫カップルみたいじゃない?
Tさんは不倫経験がないらしいので、何にも考えていない様子。実際には2人とも独身同士なんだけど、Tさんがアリバイ工作してるのは事実。
すれ違う人にきっと思われてるよ「あの2人、絶対に不倫だよね(笑)」って💦
前回の大阪梅田のデートの時は、「歯医者に行ってくる」と言って外出したご近所ファッションのTさんと、午前中仕事してから会いに行ったジャケット&パンプスのお仕事服の私という、逆パターンのミスマッチでした。
気にすることないかもしれないけど、Tさん無頓着?ちょっとなんとかしたいです。