ねんきん定期便。
なんとなく、全部捨てずにおいていました。
届くたびにちょっとずつ受け取れる年金受給額が増えるのを見ながら、将来のことを考えて、将来の夢を見るために眺めていたのです。
多くはないのですが、頑張っている証拠だもの。なんとなく捨てずに、おいていました。眺めているだけじゃ、なんもかわらないのにね。
でも、これ、いらない書類ですね。
捨てました。
最新版だけおいとけばいい?
それもいらないです。
ねんきんネットにログインできるようにしておけば、ねんきん定期便の記載内容をいつでも最新版を見られます。
ネットは見るだけじゃないんですよ。
将来的にいくらもらえるのか、今後の働き方ともらい方次第でどう変わるのかシュミレーションできるんです。
例えば、紙のねんきん定期便では年金を65歳でもらい始めたら年額でいくらもらえるのか? 70歳でもらい始めた場合はいくらもらえるのかは書いてあります。
けどこれは、現在の加入条件が60歳まで継続すると仮定した見込額なんですよね。
じゃあ、もっと年収が上がったらどうなる?下がったらどうなる?
60歳を過ぎても働いて、厚生年金保険料を払い続けたらどうなるの?
それは紙のねんきん定期便からはわからない。
国民年金は60歳で満額だから、それ以降は増えない。けど厚生年金は増やせる。
将来何歳まで働く? その時の収入はいくら?
この先自分の働き方をどうするのかで、変わる将来の受給額を、ねんきんネットでシュミレーションできるんです。
これ、面白い😁
より具体的に取らぬ狸の皮算用を楽しめます。
過去の私、正社員歴は短い。
子育て期のパート時代も夫の扶養の範囲内で働くということは、せずに絶対に厚生年金に加入することにこだわって頑張ってきました。
パート時代は103万円の壁を超えていました。
今の職場に契約社員で転職した時に、130万円の壁を越えました。
夫の扶養の範囲で働くという人が一番嫌がる130万円から160万円の範囲です。
社会保険料や税金をきっちり取られるので、扶養の範囲で働くという人と手取りが変わらない働き方です。
過去のねんきん定期便の標準報酬月額を見るとその記録が残っています。
なかなか辛い数字です。
でも、厚生年金は低所得でも自分で生きていくために、どうしても残しておきたいものでした。
離婚したいって強く思うようになったのはこれよりずっと後のことですが、離婚しても後悔しないようにという意識は初めからあったんです。
厚生年金標準報酬月額が上がれば厚生年金支払総額が上がって、将来の受給額が上がります。
国民年金だけを受給するより数万円ですが、多く年金をもらえます。
年金のこと、わからないし考える必要がなかった若い時から、漠然とそう思っていました。
手取りが少なくても厚生年金に加入し続けてきた私の記録がそこにあります。
過去の自分を褒めてあげたいわ。
このあと、標準報酬月額が上がる転機が2回訪れました。
それはまた今度書きますね。