初めて転職エージェントと面談しました。


ハロワか求人情報サイトから見つけた求人に応募して、書類と直接面談で採用されるかされないか?という20年以上前の転職しか知らない私。


今すぐ転職というわけではなく迷っている段階です。それでも登録していいのか?


結論からいえば、転職エージェントとの面談は有意義なものだったと思います。


先の記事にも書いたように、キャリアシートになにを書けばいいのかわからない状態でしたが、


転職エージェントと話すうちに、自分のやってきた業務に、どんな意味があったのかが掴めるようになりました。




zoomを使って自宅で30分から1時間の範囲でエージェントと話します。


内容は

・転職理由

・ご経験業務内容の詳細

・どのような求人を要望するか

・今後の流れについて




【転職理由】

(長くなるので省略)

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【業務内容】

 誰に対してどんな業務を行ってきたのか?ここはエージェントから質問が繰り返されます。面談1時間のうち40分がここに費やされました。


単に業務を淡々とこなしてきただけで、目新しい企画を通したりしたわけではないと思い込んでいた私でしたが、


勤める中で新しい勤怠管理システムや情報共有システムなどなど、自分の業務に直接関係なくても覚えることってありますよね?もっといえば20年前はwordとExcelが使えれば、事務職はたいていOKでした。

でも、今では覚えなきゃいけないOA操作がいっぱいです。

新しいシステムに更新するたび、まごついている人が出てくるものです。


「そんな時どうしました?」

というエージェントからの質問がありました。


「私は新規でシステムを導入する立場ではないし、会社に導入されたシステムを全部理解しているわけではありませんが、使えるようにはなります。自分が使える範囲(全社員に求められるスキル)の範囲なら、まごついている人に説明できます。」


当たり前のことだと思っていたのですが、「説明ができる。教えることができる」これが意外に採用側には好印象になるというのです。


①新しいことに適応できること。

②困っている同僚に手を差し伸べられること。



エージェントとの面談のメインは、こうやって売り込めるところを探す作業でした。





【実績】

(省略)



【ポイント】

 (省略)



【具体的にどんな会社に興味があるか】

希望年収、業務内容、勤務地などを聞き取りされました。エージェントは聞き取りながら、次々と私が興味を持ちそうな求人を検索して転職サイトの私のマイページ宛に求人票を送信しまくってました。


【最後に聞いておきたいことは?】

 私の年齢でも雇いたいって思いますかね?と聞いてみました。



「年齢的に採用されにくいことは否めない。でも雇うところはあります。

ただ、60歳以降は条件が変わるところがほとんどです。」


60歳定年を65歳定年という制度を変えることには、まだ多くの事業者が二の足を踏んでいるそうです。


だから、今転職をして1年は私も事業者もお互いに相手を知る期間で、2年目にどう評価されるか?

私の年齢的に60歳到達するまであとがない状況で、60歳からどう働くのかがわからないところは、今の職場にいても転職をしても未知の世界です。


「65歳まで本人が希望すれば雇用を続けることが義務となっていますので、希望すれば働くことはできますが、給与が減額されます。4割から5割減が多いのが現状です」

とエージェントは言います。

「そこで提案ですが、希望する年収を高くして減額されても最低必要な収入が得られるところを狙ってはどうでしょう」


え?そんなことできるの?

そんな高望みして雇ってくれるところってあるんでしょうか?


そのために、私の何が「強み」なのかをはっきりとエントリーシートに書き出すんだと言われました。


「幸いゆきンこさんは、まだ仕事をやめていない。一刻も早く転職したいとは思っていない。だから、探せると思うんです」


『動くなら早い方がいい、59歳までに引き上げられるだけ年収をあげて、60歳以降に4割減に下がってもやっていける年収を目指すこと。もちろん、今の会社で条件を下げずに働けるならそれもいい』


この言葉は、占い師にリアルなデータを突きつけられて、アドバイスされたような気分でした。


通勤がハードになる求人票が多くてシンドイ話もありますが、全体的に私を肯定しながら、望んだ方を選んでいいというまとめでした。






転職エージェントと話し終えると、頭の中が混乱しました。視野が広くなりました。同時に自己肯定感が強くなりました。


面談の後味は悪くない。


じっくり考えようと思います。