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日経ビジネスがちらっと見えました。

「管理職罰ゲーム」


管理職罰ゲームってショッキングなネーミングですが、的を得ていると思います。


管理職になってもメリットがない?


    

 大手食品メーカーに勤める40代の男性部長は「経営層は『売上高を上げろ』『報告用の資料を出せ』と同時に『残業させるな』と言うので、マネジャーが手を動かすしかない」と明かす。

日経ビジネス「管理職罰ゲーム」より


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課長になったけど、部長になったけど「降りたい」って志願した人が私の職場にもいます。


課長になったけど、降りたいって言ったある人は管理職の器ではなかった人だったのか?まだ早かったのか?

与えられた仕事はできるけど、部下の管理はできない。心身の不調で半年間の休職をした。戻ってからも忙しさは変わらない。


部長になったある人は、自分の志す仕事をこなしつつ与えられた仕事(外郭団体の長を兼任)もこなし、部下の管理もできる人。でも、部長級になった時に兼任する役職が増えて、本来のやりたい仕事ができなくなった。

その頃から部下を増やして欲しいなど、経営陣との意見のズレが増えて衝突が増え、降格願いを出した。嫌気がさしたとこぼしていた。



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今、私の直属の上司を見ていてもわかる。


現場を見ない部長(これが一番楽)は、上だけ見ている。本人は満足なんだと思う。(出世欲丸出しで私は嫌い)


課長は、経営陣の意向(人件費削減と新規事業の立ち上げと部下の時間外勤務を減らす)のために、自ら部下の仕事(プロジェクトを2つ。新規事業は随時ある)を引き受けながらこなしている。同時に、仕事の段取りが悪く仕事が遅い課長補佐を育てている。


課長補佐は、仕事が緻密で手が遅いため残業が多い人。だから、残業手当が発生しない役職に引き上げられたに違いない。(ここは私の勝手な憶測)


人不足で係長は不在。課長補佐が兼任しているが、この人は部下の管理はできない。


代わりに自分で仕事を完結できる有望株の若手が、課に数人集められている(よその課から嫉妬の的)。けど、1人に対して多くの業務が課せられているので残業は多い。(よく働くので、尊敬しています)


正社員の業務をサポートする専門職として、私のような非正規が雇われているんだけど、政府の方針(働き方改革)を受けて、正社員と同じ時間外手当が発生する立場になった。(私の時間外はかなり多い。以前は時間外はタダ働きでした)


残業や休日出勤は、経営陣の人件費削減の方針に反するので、「時間外勤務を減らせ!」と部長がうるさい。


仕方なく課長がまた自分の時間を割く。

(私の休日出勤のカバーも課長がしている)


課長の勤務時間は、ただでさえやることが多くて、会議で埋め尽くされている。その隙間に部下の相談を受けて指示を出す、自分の仕事は時間外や休日にこなす。


管理職は時間外手当が出ないので、経営陣の人件費削減には抵触しない。


そりゃ、課長職しんどいわ。


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昇級試験は志願者が少ない。

若手の中には男女問わず、役職につきたくないとはっきり言う人が多い。


そういう人は指示待ちの働き方をするので、同じ若手の中でも二極化が見られる。



どの年代も、仕事が集中する人とそうでない人がいて、勤続年数だけで基本給を決めることに不満がある。

そこで人事評価が給与に反映される仕組みを導入したのですが、またまた管理職の負担が増える。


ほんと「管理職罰ゲーム」だよね。



さて、私はプロジェクトでの提案はほどほどのポーズだけにして、与えられた範囲の仕事だけをこなすことにします〜。