20年勤めた会社で、4月以降働くための採用試験を受けました。


今回、一般事務の応募数は、それなりに多かったようです。やっぱり人気です。

でも、経験が必要な私の業種の枠での応募は私1人でした。


競争相手がないから?当初予定されていた筆記試験は免除になり、書類審査と面談のみです。


もうエントリーシートに書いたことで全部なんだから、書類審査だけで合格!採用!ってならないかな?


と思いつつ、受けないわけにはいかないので、朝から白い襟のあるシャツに身を包み、普段は着ない方のジャケットを着て武装して出勤しました。


20年ぶりの面接試験です。

前日に一般事務(パート)枠で受験した人に、どんな質問だったかリサーチしてみました。


志望動機は、「新しいところで新しいこと覚えるのが大変だから、ここで継続して働きたい。」


採用後は「パソコンのアプリとかどんどん新しくなるけど大丈夫かと聞かれたけど、xxxxくんやゆきンこさんに聞けばすぐ教えてくれるから大丈夫です。と答えたよ😊」


時事問題は「能登半島地震の世間話」

面接で世間話????恐るべし。


おいおい😅採用試験でそういう他力本願な態度ででいいの?


この人、いつも研修は受けず周りに聞いてやり過ごす人です。他人に甘えて生きられる人って、正直羨ましいです。







いよいよ私の面談です。

面接官、総務課人事担当課長とその課長補佐。そして私の課の課長。


いつも顔を合わせている人たちが、面接室で待ち構えていました。

やりにくいです。


私は喋りすぎて失敗するタイプなので、気をつけなきゃ。





●志望動機

「他社で同じ仕事するよりここでやる方が、経験や知識を活かせるから」


エントリーシートのままに答えました。

そしたら「具体的には?」と聞かれました。

総務課の女性課長補佐。

頭のいい人で詰めてくる。油断できない。

たぶん面接官のキーマンはこの人。


「一番は人です。社内外問わず、一緒に仕事したことがある人が多く、おかげで力を貸してくれる人が何人もいることです」


あれ?私もパートさんと同じこと答えてる?


●今後新しくやってみたいこととかありますか?

「新しいことをやるのは好きです。新しい体制や新しい考え方、タブレット端末やアプリなどを覚えることも苦ではありません。

ただ、私が新しいことを始めるというより、会社が始める新しい取り組みに私の業務をどう進化させるかだと思います。そういう意味で、なんでもやりたいと思っています」


改革派の課長補佐は納得顔でした。

あなたの邪魔はしませんよ❤️メッセージになったかな?非正規ですから!


次、総務課長。

「仕事のストレスが溜まった時はどうしますか?」「職場で意見が合わない人がいた場合にはどうしますか?」


😅もしかして、この課長から見た私ってコミュ障に見えるのかな?実際、コミュ障だから、社内で友達はいないの事実だけど。社内で噂話に巻かれたくないだけです。


「ストレスはありますが、週末にいろんなところに出かけてリセットします。興味の内容ごとにいろんな人と楽しむことで、ストレスを溜めることなく過ごせています。」

「意見が合わない人がいても、それはその人の経験や背景があることなので、こちらの意見を伝えても押し通すことはしません。事務的に考えて選択すればいいと思っています。」


ここまでは普通の面接試験でした。

問題はこの後です。




最後に、直接の上司であるうちの課の課長からの質問でした。

「ゆきンこさんが持っている技術を他の人に伝えていくことについては、どう考えていますか?」


私の引き際を探っている?


20年もピンで一事業を引き受けてきたので、私亡き後はこれを引き継げる人が今いないのです。混乱するのは必須です。


「去年からリニューアルした様式(ワードやエクセル)を全社員に使ってもらっています。あれは誰でも私の業務を引き継げるようにするためです。2年前は全社員向けの説明会を開きました。

これは、正社員と2人体制で始めた業務改善と新規プロジェクトのとっかかりですが、残念なことに正社員は短期間で異動します。業務を引き継いでくれる相手が必要です。」


なんか、愚痴が入った?


課長は、この面談より前から私の業務を引き継げる人員をつけてほしいと人事担当に増員を訴えている人です。

この時私が話したプロジェクトは今、課長が背負っているうちの課の二大プロジェクトの一つになっています。


なのでこの質問は、人事担当に現状を理解させるための質問だったのかもしれません。


ニヤリ課長、策士ですね〜。


「では、ゆきンこさんはこれから、この業務でやりたいと思っていることはありますか?」


これも女性課長の質問と被りますが、課長の策ですね。プロジェクトに絡めて答えました。



「やりたいことはたくさんあります。

例えば、動画コンテンツを増やしたいです。アーカイブの更新も必要です。

過去の紙媒体(写真)や画像、テキスト媒体の記録を、映像や動画で上書きしたいと思っています。


ただし、それをやるとなると勤務時間内では収まりません。休日など時間外に働くことは苦ではないのですが、今総務課が進めている時間外勤務の削減という流れに逆行します。

なので今後、どうやって進めていくのか、相談をしながら考えたいと思います」


うちの課長からの質問でしたが、総務課人事担当課長の方を見て答えました。


採用試験というより事業ヒアリングですね。


課長に、はめられたかな?

まぁ、いいや。


採用通知が来たら、ちゃんとヒアリングしてもらおうと思います。