由紀菜 中学校3年生の頃 (前回からの続き。)
高校生は残り5人。
澤君と松本君は突っ込んで来るバイクを何度もかわしていた。
2人を追い回すのは、それぞれバイクに乗った高校生5・6であった。
『おいおい、どーした??笑』 『頑張って逃げないとひかれちゃうぞー!!』
『やべえな、めっちゃおもしれえ。』
『さすがに、体の大きいあいつらでも惹かれたらやべえしな。』
澤君・松本君の息は相当あがっていた。
『おい、松本…。俺、もう無理だ…。』
『何いってんだ!!お前、サッカー部のキャプテンだろが!!』 『ごめん…。』
すると、二人に向って突っ込んでくる2台のバイク。
息があがり苦しそうな澤君はもう動けなかった。
そんな澤君を松本君は何とか抱え一回は避けたが、
その後、澤君は倒れ込んでしまった。
なんとか必至に立ち上がろうとするが、膝をついたまま大きく息があがった状態から回復できずにいた。
それでも、容赦ないバイクは澤君のサイドから突っ込み、勢いよく澤君はひかれた。
地面を数回転し、うつぶせに倒れ込んだまま、うずくまってしまった。
『澤!!!!!!!!』 『うぁぁ…。』
『今、行くからな!!!!』
すると、2台のうちの1台のバイクが松本君の前に立ちはだかった。
松本 VS 高校生5
『あー??』 『俺の相手はお前だぞー?』
すると、バイクから高校生5は降りてきた。
松本君の身長が178cmだったのに対して、高校生5は163cmくらいだった。
『…。』 『え?俺と、やるの??』
『なめんな、俺つえーぞ?』 『柔道の有段者だからな。』
『…。』 『だから?』
『俺と高校生6は柔道経験者だからな。なめたら死ぬぞ?』
すると、澤君をひいた高校生6はバイクから降り、澤君に馬乗りになり殴りつけていた。
必死にもがく澤君の姿が松本くんの目にうつった。
『しね!!!!!』 『この弱小やろうが!!!』
だが、そんな抵抗もむなしく、何発も顔面・体を殴りつけられていた。
澤君の必死にもがく声すらも聞こえなくなり、だんだんと抵抗すらもできなくなってきていた。
『どいてくれ…。』 『どかねーよ!』
『仲間がやられてるのを見て、楽しいだろ?』
『頼む…。』 『小倉をお前らに渡すつもりはない。降参したら、この戦いは終わるぞ?』
『それは、断る。』
『じゃあ、あそこにいるお前の仲間は。このままだな。』
『もう一度。言う。』 『どけ。』
『だからさーーー!!!!!!!』 『どかねーーー…ブッゥゥ!!!!!!』
松本君の頭突きが、高校生5の顔面を貫いた。
そのまま、ふらぁっと意識をうしないかけた高校生5は地面に倒れ込んだ。
そして、松本君は倒れ込んだ高校生5の肘と腕の角度を維持したまま抱え込み、
そのまま、グィとゆっくり押し上げて行った。
『ぁぁぁああ!!!!!!!!!!!!!!やめろぉぉおおお!!!!!』
『折れる、折れる!!!!!』 『ギブギブ!!!!!!!!』
『柔道…。有段者なんだろ??』
『このまま、この腕。押し上げたら…。どうなるかわかるよな??』
『やめろ!!!!やめてくれ!!!!』 『すまん!!!!!!!!』
『しね。』
松本君は、そのまま高校生5の肘と腕を頭の方向に押し上げてた。
ポキッと音がなり、高校生5の肩の関節は完全に外れた。
『いてぇぇぇぇ…。』
その場で、高校生5は肩を抱えうずくまり、戦闘不能に。
そんな高校生5の顔面を松本君は思いっきり蹴りつけ、勝負は終わった。
『次は、息の根。止めるぞ。』 『ァァ…。』
そして、松本君はそのまま、殴りつけられている澤くんの元へ走っていき。
高校生6の側頭部を思い切りとび蹴りで蹴りつけた。
『しねーーー!!!!!!!』
高校生6は耳をおさえ、一瞬うずくまった。
澤・松本 VS 高校生6
『澤、大丈夫か!!!!』 『いてて…。』
『立てるか??』 『お前…。逃げろ。相当強い…。』
だが、そんな話をしている途中。
高校生6が立ち上がり、松本君の喉元を片手でつかんだ。
『グゥ…。』 『てめえ…。ざけんなよ…。』
苦しそうにもがく松本君。
そして、そんな松本君を地面にたたきつけ、体を2,3回踏みつけた。
さらに、髪をつかみ、体を無理やり起こすと。
サッカーボールのように顔面を蹴り上げた。
『ブゥゥ!!』 『しね!!!』
勝負は一瞬だった。
完全に、松本君・澤君は高校生6にノックアウト。
2人、並んで倒れ込んだ。
そして、高校生6は駆け寄るように高校生5のところへ向かった。
今、思えばそれが油断だったのだろう。
『聖也…。』 『なんだよ。』
『気持ちよくやられたなぁ。』 『…。強いな、あいつ。』
『見てみろ。由紀菜が花火もって戦ってる。』
『あっちは、数人倒したんだな。』
『なぁ、俺たち。久しぶりにタッグくもうぜ。』 『昔のようにさ。』
『ほら、小1の時に。ゆり子と由紀菜を救急車で病院送りにしただろ?』
『あぁ、今思えばあの時が…。最強だったな。』
『昔は仲間を傷つけた技。』 『でも、今は…。仲間を守る技。』
『同じ技でもあの時より、俺たちは強いよな?』 『間違いねえ。』
スッと、松本君と澤君は立ち上がった。
そして、2人はは高校生5を心配する高校生6のところへ歩み寄っていった。
松本君は腰から警棒を取り出した。
それを伸ばし、思いっきり高校生6の後頭部めがけて殴りつけた。
『おりゃぁぁあああ!!!!!』
バキっという甲高い音とともにその場に高校生6は倒れ込むが、
後頭部をおさえたまますぐに二人に振り向いた。
振り向いた瞬間、今度は顔面を左右に警棒で殴りつけた。
さすがに高校生6は地面にお尻をつけて腕で顔を覆うように防御態勢をとった。
だが、がら空きになった頭頂部を今度は警棒で振りおろし、
高校生6は両腕で頭と体を覆い、立ち上がり松本君に襲いかかろうとした。
だが、その瞬間。後ろに回り込んでいた澤君は。
おもっきり、高校生6の後ろ膝を水平に蹴りつけた。
ガクッと高校生6の膝が崩れた。そして、膝をついた。
その時、松本君が高校生6の右側頭部を警棒で振りぬいた。
ヨタァっとふらついた高校生6。
それを、今度。澤君は、重りを付けた足で左側頭部を蹴りぬいた。
『ウエイト・シューーート!!!!!!!!』
スパーンという音とともに高校生6は白目をむいたが、
今度は松本君が警棒を捨て、高校生6の右側頭部を回し蹴りで蹴りぬいた。
『スクリュー・シューーート!!!!!!!』
そして、さらに。澤君は高校生6の後頭部を蹴りつけた。
『ウエイト・ボレーーーーーー!!!!!!!』
高校生6はそのままうつぶせに力なく倒れた。
『サッカー部のキックなめんな。』 『久しぶりに本気でケンカしたわ。』
『こいつはやばかったな…。』 『俺一人じゃ勝てなかった。』
『とりあえず、こいつを縛り上げればいいわけだな??』
『そうだな。足と腕を縛れば、こいつの処理は終わりだ。』
だが、その時だった。
『クソが…。』 『年上を…。なめんじゃ…。』
『は…。』 『マジかよ…。』
高校生6はゆっくりと立ち上がった。
足元はふらついていたが、完全に狂ったような感じで、
澤君も松本君も足がすくんで動けなくなってしまった。
背はそこまで大きくはないが、なんせ体格がいい。
あそこまでの攻撃をしたのに、立ち上がった高校生6に
2人は完全に殺される恐怖を感じた。
だが、そんな時だった。
先にケンカを終えた堂川君が、二人の姿をみて。
飛んできてくれた。
そして、後ろに回り込み、自転車のタイヤのチューブで高校生6の首を締め上げた。
さらに、後ろ膝を蹴り、完全に高校生6は立ち膝状態。
高校生6は息苦しさから首に手を回し、なんとかチューブをほどこうと必死だった。
『さあ、やれ!!!!お前ら!!!!!』
澤君と、松本君はとっさに高校生6から距離をとった。
そこに、斉藤君もそこにやってきて、高校生6の首にある両手を何とか背中にまわした。
そして、澤君は両足につけていたトレーニング用の重りを取り、
澤君は左手首に、松本君は右手にとっさにつけた。
『俺は首を狙う。』 『わかった、俺は顔面いく。』
『さぁ、早く!!!!!』 『お前らが決めろ!!!!』
『くらぇぇええええ!!!!!!!!!!』
澤君と松本君の二人は並んで同時に走り出した。
『ビッグマン・ハイウェイ…』
『ネック・プレス…』
『ショーーーーーット!!!!!!!!!!!!』
澤君は、左腕で高校生6の首をラリアット、
松本君は、右手で高校生6の顔面を殴り、同時に振りぬいた。
ふりぬいた瞬間、松本君も澤君もそのまま地面に転び。
高校生6を後ろで押さえていた堂川君と斉藤君も同時に勢いよく高校生6と共になぎ倒された。
高校生6は意識は何とかあるものの、体をびくつかせ動けない状態だった。
すぐに手足を縄で縛り、高校生6に関しては体も縄で縛りつけた。
これで、澤君と松本君の勝利が確定した。
『マジで、堂川助かったわ。』 『油断すんなよ、バカ!』
『あぁ、すまん。。』
『俺たちだけじゃ、やっぱり勝てねえな。昔と一緒だ!笑』
『俺たちが一緒だから、俺もお前らもつえーんだよ。』
『おう、わかってる。』 『しびれるわ、マジで。』
『にしても、アイツを倒したのはでかいな。』
『そうだな、実際お前ら二人じゃなきゃ、あいつには勝てなかった。』
『そんなことねえよ。』 『そう、たまたまだ。』
だが、すぐに目は小倉君・桐山君・由香里ちゃんのほうへ向いた。
『うそだろ…。』 『どうなってんだ…。』
『アイツ、木刀じゃなかったのよ!!!!』
『え…。あれ…。木刀じゃなくて…。真剣だぞ…。』
『しかも、ものすごい煙が上がってるぞ!!!!』
『一番、やべえことになってるぞ!!!!!』
『おい、お前ら行くぞ!!!!!』 『由紀菜、お前も一緒についてこい!!!』
『う、うん!!』
澤・松本 完全勝利。
次回へ続く。
高校生は残り5人。
澤君と松本君は突っ込んで来るバイクを何度もかわしていた。
2人を追い回すのは、それぞれバイクに乗った高校生5・6であった。
『おいおい、どーした??笑』 『頑張って逃げないとひかれちゃうぞー!!』
『やべえな、めっちゃおもしれえ。』
『さすがに、体の大きいあいつらでも惹かれたらやべえしな。』
澤君・松本君の息は相当あがっていた。
『おい、松本…。俺、もう無理だ…。』
『何いってんだ!!お前、サッカー部のキャプテンだろが!!』 『ごめん…。』
すると、二人に向って突っ込んでくる2台のバイク。
息があがり苦しそうな澤君はもう動けなかった。
そんな澤君を松本君は何とか抱え一回は避けたが、
その後、澤君は倒れ込んでしまった。
なんとか必至に立ち上がろうとするが、膝をついたまま大きく息があがった状態から回復できずにいた。
それでも、容赦ないバイクは澤君のサイドから突っ込み、勢いよく澤君はひかれた。
地面を数回転し、うつぶせに倒れ込んだまま、うずくまってしまった。
『澤!!!!!!!!』 『うぁぁ…。』
『今、行くからな!!!!』
すると、2台のうちの1台のバイクが松本君の前に立ちはだかった。
松本 VS 高校生5
『あー??』 『俺の相手はお前だぞー?』
すると、バイクから高校生5は降りてきた。
松本君の身長が178cmだったのに対して、高校生5は163cmくらいだった。
『…。』 『え?俺と、やるの??』
『なめんな、俺つえーぞ?』 『柔道の有段者だからな。』
『…。』 『だから?』
『俺と高校生6は柔道経験者だからな。なめたら死ぬぞ?』
すると、澤君をひいた高校生6はバイクから降り、澤君に馬乗りになり殴りつけていた。
必死にもがく澤君の姿が松本くんの目にうつった。
『しね!!!!!』 『この弱小やろうが!!!』
だが、そんな抵抗もむなしく、何発も顔面・体を殴りつけられていた。
澤君の必死にもがく声すらも聞こえなくなり、だんだんと抵抗すらもできなくなってきていた。
『どいてくれ…。』 『どかねーよ!』
『仲間がやられてるのを見て、楽しいだろ?』
『頼む…。』 『小倉をお前らに渡すつもりはない。降参したら、この戦いは終わるぞ?』
『それは、断る。』
『じゃあ、あそこにいるお前の仲間は。このままだな。』
『もう一度。言う。』 『どけ。』
『だからさーーー!!!!!!!』 『どかねーーー…ブッゥゥ!!!!!!』
松本君の頭突きが、高校生5の顔面を貫いた。
そのまま、ふらぁっと意識をうしないかけた高校生5は地面に倒れ込んだ。
そして、松本君は倒れ込んだ高校生5の肘と腕の角度を維持したまま抱え込み、
そのまま、グィとゆっくり押し上げて行った。
『ぁぁぁああ!!!!!!!!!!!!!!やめろぉぉおおお!!!!!』
『折れる、折れる!!!!!』 『ギブギブ!!!!!!!!』
『柔道…。有段者なんだろ??』
『このまま、この腕。押し上げたら…。どうなるかわかるよな??』
『やめろ!!!!やめてくれ!!!!』 『すまん!!!!!!!!』
『しね。』
松本君は、そのまま高校生5の肘と腕を頭の方向に押し上げてた。
ポキッと音がなり、高校生5の肩の関節は完全に外れた。
『いてぇぇぇぇ…。』
その場で、高校生5は肩を抱えうずくまり、戦闘不能に。
そんな高校生5の顔面を松本君は思いっきり蹴りつけ、勝負は終わった。
『次は、息の根。止めるぞ。』 『ァァ…。』
そして、松本君はそのまま、殴りつけられている澤くんの元へ走っていき。
高校生6の側頭部を思い切りとび蹴りで蹴りつけた。
『しねーーー!!!!!!!』
高校生6は耳をおさえ、一瞬うずくまった。
澤・松本 VS 高校生6
『澤、大丈夫か!!!!』 『いてて…。』
『立てるか??』 『お前…。逃げろ。相当強い…。』
だが、そんな話をしている途中。
高校生6が立ち上がり、松本君の喉元を片手でつかんだ。
『グゥ…。』 『てめえ…。ざけんなよ…。』
苦しそうにもがく松本君。
そして、そんな松本君を地面にたたきつけ、体を2,3回踏みつけた。
さらに、髪をつかみ、体を無理やり起こすと。
サッカーボールのように顔面を蹴り上げた。
『ブゥゥ!!』 『しね!!!』
勝負は一瞬だった。
完全に、松本君・澤君は高校生6にノックアウト。
2人、並んで倒れ込んだ。
そして、高校生6は駆け寄るように高校生5のところへ向かった。
今、思えばそれが油断だったのだろう。
『聖也…。』 『なんだよ。』
『気持ちよくやられたなぁ。』 『…。強いな、あいつ。』
『見てみろ。由紀菜が花火もって戦ってる。』
『あっちは、数人倒したんだな。』
『なぁ、俺たち。久しぶりにタッグくもうぜ。』 『昔のようにさ。』
『ほら、小1の時に。ゆり子と由紀菜を救急車で病院送りにしただろ?』
『あぁ、今思えばあの時が…。最強だったな。』
『昔は仲間を傷つけた技。』 『でも、今は…。仲間を守る技。』
『同じ技でもあの時より、俺たちは強いよな?』 『間違いねえ。』
スッと、松本君と澤君は立ち上がった。
そして、2人はは高校生5を心配する高校生6のところへ歩み寄っていった。
松本君は腰から警棒を取り出した。
それを伸ばし、思いっきり高校生6の後頭部めがけて殴りつけた。
『おりゃぁぁあああ!!!!!』
バキっという甲高い音とともにその場に高校生6は倒れ込むが、
後頭部をおさえたまますぐに二人に振り向いた。
振り向いた瞬間、今度は顔面を左右に警棒で殴りつけた。
さすがに高校生6は地面にお尻をつけて腕で顔を覆うように防御態勢をとった。
だが、がら空きになった頭頂部を今度は警棒で振りおろし、
高校生6は両腕で頭と体を覆い、立ち上がり松本君に襲いかかろうとした。
だが、その瞬間。後ろに回り込んでいた澤君は。
おもっきり、高校生6の後ろ膝を水平に蹴りつけた。
ガクッと高校生6の膝が崩れた。そして、膝をついた。
その時、松本君が高校生6の右側頭部を警棒で振りぬいた。
ヨタァっとふらついた高校生6。
それを、今度。澤君は、重りを付けた足で左側頭部を蹴りぬいた。
『ウエイト・シューーート!!!!!!!!』
スパーンという音とともに高校生6は白目をむいたが、
今度は松本君が警棒を捨て、高校生6の右側頭部を回し蹴りで蹴りぬいた。
『スクリュー・シューーート!!!!!!!』
そして、さらに。澤君は高校生6の後頭部を蹴りつけた。
『ウエイト・ボレーーーーーー!!!!!!!』
高校生6はそのままうつぶせに力なく倒れた。
『サッカー部のキックなめんな。』 『久しぶりに本気でケンカしたわ。』
『こいつはやばかったな…。』 『俺一人じゃ勝てなかった。』
『とりあえず、こいつを縛り上げればいいわけだな??』
『そうだな。足と腕を縛れば、こいつの処理は終わりだ。』
だが、その時だった。
『クソが…。』 『年上を…。なめんじゃ…。』
『は…。』 『マジかよ…。』
高校生6はゆっくりと立ち上がった。
足元はふらついていたが、完全に狂ったような感じで、
澤君も松本君も足がすくんで動けなくなってしまった。
背はそこまで大きくはないが、なんせ体格がいい。
あそこまでの攻撃をしたのに、立ち上がった高校生6に
2人は完全に殺される恐怖を感じた。
だが、そんな時だった。
先にケンカを終えた堂川君が、二人の姿をみて。
飛んできてくれた。
そして、後ろに回り込み、自転車のタイヤのチューブで高校生6の首を締め上げた。
さらに、後ろ膝を蹴り、完全に高校生6は立ち膝状態。
高校生6は息苦しさから首に手を回し、なんとかチューブをほどこうと必死だった。
『さあ、やれ!!!!お前ら!!!!!』
澤君と、松本君はとっさに高校生6から距離をとった。
そこに、斉藤君もそこにやってきて、高校生6の首にある両手を何とか背中にまわした。
そして、澤君は両足につけていたトレーニング用の重りを取り、
澤君は左手首に、松本君は右手にとっさにつけた。
『俺は首を狙う。』 『わかった、俺は顔面いく。』
『さぁ、早く!!!!!』 『お前らが決めろ!!!!』
『くらぇぇええええ!!!!!!!!!!』
澤君と松本君の二人は並んで同時に走り出した。
『ビッグマン・ハイウェイ…』
『ネック・プレス…』
『ショーーーーーット!!!!!!!!!!!!』
澤君は、左腕で高校生6の首をラリアット、
松本君は、右手で高校生6の顔面を殴り、同時に振りぬいた。
ふりぬいた瞬間、松本君も澤君もそのまま地面に転び。
高校生6を後ろで押さえていた堂川君と斉藤君も同時に勢いよく高校生6と共になぎ倒された。
高校生6は意識は何とかあるものの、体をびくつかせ動けない状態だった。
すぐに手足を縄で縛り、高校生6に関しては体も縄で縛りつけた。
これで、澤君と松本君の勝利が確定した。
『マジで、堂川助かったわ。』 『油断すんなよ、バカ!』
『あぁ、すまん。。』
『俺たちだけじゃ、やっぱり勝てねえな。昔と一緒だ!笑』
『俺たちが一緒だから、俺もお前らもつえーんだよ。』
『おう、わかってる。』 『しびれるわ、マジで。』
『にしても、アイツを倒したのはでかいな。』
『そうだな、実際お前ら二人じゃなきゃ、あいつには勝てなかった。』
『そんなことねえよ。』 『そう、たまたまだ。』
だが、すぐに目は小倉君・桐山君・由香里ちゃんのほうへ向いた。
『うそだろ…。』 『どうなってんだ…。』
『アイツ、木刀じゃなかったのよ!!!!』
『え…。あれ…。木刀じゃなくて…。真剣だぞ…。』
『しかも、ものすごい煙が上がってるぞ!!!!』
『一番、やべえことになってるぞ!!!!!』
『おい、お前ら行くぞ!!!!!』 『由紀菜、お前も一緒についてこい!!!』
『う、うん!!』
澤・松本 完全勝利。
次回へ続く。