由紀菜 19歳 6月初旬


今までの無意味なホームパーティで、第1回では健太君が救急車で運ばれ、

第2回では私の妊娠騒動がありました。


さて、今回第3回ホームパーティは何も事件を起こすまいと気をつけた私たちでした。



『うめぇーーーーー♪』 『ってか、健太…あんた肉しか食べてないじゃん!』

『だって…由紀菜のとり天…マジ美味いじゃん!』 『これ、ヤバい!』



そう興奮しているのは、健太くんだった。

その彼女である藍佳ちゃんは半ば呆れていた。


『健太…、食いすぎでまた救急車だけはやめてくれよな…。』

『あはは、でも美味しいって言ってくれてありがと♪』


『おいおい、待てよ。前は腐った肉を俺に食わせたから、おめぇらが悪いんだろ?』

『まあ…。あれは藍佳と由紀菜が…。』 『あんときは、すんません…。』

『由紀菜ちゃん、救急車の中で大変だったもんね(笑)』


『ホントだよー!大悟だって、他人事じゃないんだからね!』 『お、おう(笑)』



無事にお食事も終わり、私たちはゲームをしながら、しばらく過ごした。

しかし、そろそろ時間も遅くなってきたため。

大悟はお風呂に入ることになった。


『由紀菜ちゃん!お先にお風呂いただきましたー。』 『すまんな。いい湯だったぜ☆』

『ううん。私たちも入ってくる-。』 『いってらっしゃいー☆』

『大悟、いこ♪』 『おう☆』



大悟は服を脱ぎ、お風呂に入った。



『そういえばさー、今日ガソリン入れたけど、めっちゃ高かったー。』

『そっかぁ。やっぱり値上がりしてるもんなぁ。』

『しかも、私の車…燃費悪いし。それに加えてハイオクだし…。』


『まぁ、それが外車なんだろうね。もう一台買おうかな?』

『じゃあ、少しお金ためるべ☆』 『そうだね。そうしよ♪』



『ってか、あの車にハイオクじゃなくてレギュラーいれたらどうなるかな?(笑)』

『ダメに決まってんじゃん。』 『そうなの?走るには走るよね?』

『そうだけどさ…なんていうか…。』 『うん。』


『健太に野菜食わせるとの一緒だよ!』 『あぁ、なるほど!』『多分、寿命縮まるね☆』

『だろ?(笑)』 『うん(笑) 今の例え、ちょーわかりやすかった!』



私と大悟はお風呂の中で、大爆笑していた。


『健太君に、野菜とか…あの人絶対死ぬ!(笑)』

『そそー。肉で生きてるような男だしな。』 『ある意味、かわいそうだね(笑)』

『あ、でも。アイツ、米も食うぞ!』 『五穀米とか与えたら、食べるかな?』

『まぁ、何食っても…。あいつの場合、味わかんないんじゃない?』 『まぁねー。』

『次は、安売りのお肉買ってこよーっと(笑)』 『ちょ、お前それはひどいぞ(笑)』

『味わかんないんでしょ?』 『まぁ、アイツ、バカだからな(笑)』



さらに私たちの爆笑は続いた。


『ねね、「藍佳ちゃんにもウンチ」ってどういう意味だと思う?』

『そうだなぁ…。サルも木から落ちる的な?(笑)』

『正解ーーー♪藍佳ちゃんもウンチするけど、可愛くて想像できないって意味だおお♪』

『まぁ、アイツのウンチは想像できねーな(笑)』 『案外、緑色かもね(笑)』


『緑って!!!』 『せめて、青とか藍色とかにしてあげなよ(笑)』

『なんか、それはイヤだな…(笑)』


『俺さ、中学の時から藍佳の事知ってるけど、アイツ…変わったな。』

『そうなの?』 『うん。かなりお前の影響受けてるし(笑)』


『もっと、おしとやかで絶対誰にも慣れないイヤな女って感じだったんだぜ?』

『あ、それ聞いたことあるー。』 『でも、私も中学の時話したけど…そんな雰囲気なかったよ?』

『変わったんだろうなぁ。』 『アイツ、自分が一番カワイイって思ってたやつだし…。』

『へえええ、何か以外!』 『でも、由紀菜が表れて、アイツ変わったし…。』


『あぁ…それで。私の事、あんなにカワイイって言ってくれるんだ…。』

『そうだよー。』 『でも、私カワイイか?(笑) ふっつーの女子じゃん(笑)』

『それ、俺に聞く?(笑)』 『え?(笑)』


『俺は、お前が一番カワイイと思ってるからなー。世間の意見はわからん(笑)』

『あら、正直でよろしいー♪』 『うるせーよ(笑)』


『でも、今度藍佳ちゃんのおっぱいにガムテープでも貼っておこーっと(笑)』

『それ、おもしろそうだな(笑)』 『それか、手足ぐるぐるに縛り上げてイジメルの!』

『藍佳のボンレスハムみたいな感じか?』 『そそー(笑)』


『健太はどうする?』 『まあ、健太くんは…。』

『寝てる時に、洗濯バサミたくさんつけて、それだけでいいんじゃない?』

『何か、イタズラが雑だな(笑)』 『まぁ…。』

『ま、アイツ。鈍感だしな(笑)』 『そう言ったら、藍佳ちゃんも鈍感じゃない?(笑)』

『あぁー!あいつもバカだからな(笑)』


『俺たちに順位つけるとしたら…。』

『私がトップで、大悟→ 藍佳 → 健太じゃない?(笑)』

『おまえ…( ̄_ ̄ i)』 『俺がトップで、由紀菜→藍佳→健太だろ?』

『…。あなたも…それおかしいから…。』 『まあ、最下位2位は固定だな(笑)』

『そうだね!』 『ってか、俺たち…1時間も風呂入ってんじゃん!』


『また…、あの二人…Hしてるんじゃない?』 『絶対してるな(笑)』

『健太は、食欲と性欲の塊だからな!』 『あのド変態が!』


『そんな健太君と付き合ってる藍佳ちゃんも、ド変態だね(笑)』

『間違いねぇよ(笑)』 『よし、そろそろ。風呂あがるか!』  『うん!』



そして、私たちはお風呂をあがった。

寝る格好に着替え、私たちはリビングに入ると…。

健太君藍佳ちゃんが正座して座り、私たちをにらんでいた。



『あなた達、そこに座りなさい!』 『ん?』

『いいから座れ!』 『どうしたの?二人とも?』


『どうしたの??』 『そこ聞いちゃう??』

『ん?俺たち何かしたか??』 『さぁ…。』


『これを聞いてもらおうか!』


健太君の手から、ボイスレコーダーが…。

再生されたものからは…



そう、さっきまで話していた、私と大悟の会話だった。

そこには二人の悪口がさんざん吹き込まれており。


藍佳ちゃんと健太君はご立腹な感じだった。



『き、きいてたのか…(笑)』 『ごめんなさい…(笑)』


『絶対、許さん!!!!!!!!!!』

『覚えておけよーーーーーー!言いたいこといいやがってーーーーーー!』



『私のウンコがあぁだこうだ…。』 『ゆるさーーーーーーーん!』



結局、1時間近く、事情徴収され。叱られた私と大悟でした。

比較的、平和な第3回ホームパーティでしたぁ♪                    つづく