
いつものスーパーで、大豆の水煮を買おうと陳列棚へ向かうと、知らないマダムお二人が立ち話をされていた。
お二人の手には、袋入りの大豆の水煮がある。

棚を塞ぐようにマダムが立っていらして商品が取れなかったので、横をウロウロし存在をアピールしてみたが、気づかれず。
「すみません、」と一声かけたところ、「あらごめんなさい!」とすぐに場所を空けてくださり、私は大豆へ手を伸ばすことができた。
2袋をサッと買い物カゴに入れたところ、その様子を見たマダムに突然声をかけられた。
「ちょっとお尋ねしますが、この大豆、どんな料理に使ってらっしゃいます?」
二人組のうち片方のマダムは、大豆の水煮というものを買ったことがないらしい。
もう片方のマダムはよく買って、使っているそうで、こんな使い方があるわよと大豆を手に取りお勧めしていたらしいのだが、
「良かったらお若いかたの意見も聞いてみたくて」、たまたまそこに居合わせた私に白羽の矢が立ったという流れ。
「お若いかた」の私
この大豆を手に取った人で、もっとお若いかたは他にもいらしたけど、こういうときに大体声をかけられるのが私。
お若いかた代表として意見を述べた。
「毎回必ず使うのはひじきを煮る時ですね〜」
「あとは、これをそのまま、根菜の煮物に入れたりとか」
「ミネストローネにも入れます〜」
そんな私へ、マダムはこう言った。
「うんうんやっぱりそのあたりよね!サラダにもこのまま使えるわよね、ぱらぱらっとね、そのまま食べられるもんね」
ニコニコお話しされるマダムへ、「そうですね、サラダもいけますね!そのままでも美味しいですよね」とお返事した。
このやりとりを隣で聞いていた「大豆買ったことないマダム」は、へ〜!なるほど〜!と相槌を入れてくれていたんだけど、
ごめんなさい。
ワタクシ、見栄をはりました。
私が大豆の水煮デビューをしたのは、ここ1年ちょっとのこと。
使うのはもっぱらひじきを煮る時だけで、根菜の煮物に大豆を入れたことはたしか無い気がするし、ミネストローネも最後に作ったのは多分10年前。
しかもそこへ大豆の水煮なんて多分入れてない。
「若いかたらしい意見を」と思って、若者っぽいミネストローネをやっとこ絞り出しただけで。
大豆の使い手マダムに「サラダもいける」と言われたときも、いかにもそうしてます風に即同意したけど心の中では
「ほえ〜!これサラダに使えるんかなるほど〜!」
って大豆初心者状態だったので、かなり見栄はってましたごめんなさい。
いやー、不意に話しかけられると動揺しますよね。
動揺しながらも大豆メニュー3案をすぐに絞り出せたので、この一年、嘘でも料理にやる気持っといて良かったと思いました。
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