庭の毛虫が激増している。イラガという毒毛虫だ。

 

駆除が追いつかず、すっかり大きくなってしまったものが何匹もいて、庭木の葉をどんどん食べてしまう。

 

 

今年に限ってなぜこんなことになったのか。

庭木の管理者である夫が言うには、すぐ近くにあるよそ様宅の庭木から、毛虫が移ってきたらしい。

 

夫が指さした先の、他人宅の木の葉が食われて丸裸だった。前から気になっていたそうで、夫の細やかな観察眼に感心である。

 

 

うちの庭とよその庭と、人間界には区切りがあるが、毛虫にしてみれば知ったこっちゃなかろう。環境に合わせてこちらが工夫するしかない。

 

毛虫のつきやすい植物はこの位置にはあんまり植えないようにする、と夫が言っていた。

 

 

 

 

 

ところでこのイラガという毒毛虫、大昔に近所の空き地で、息子が刺されたことがある。何の気なしに触った木の葉の裏側にいたのだ。

 

もん絶する程痛がっていたが、私がすぐに流水で息子の手を洗ったおかげで事なきを得た。

 

 

このときなぜ冷静に対処できたかというと、 たまたま前日に、母が実家の裏山で毛虫に刺されたことがある、という昔話を聞いていたからだった。

 

めちゃくちゃ痛かったらしいが、そこそこの時間流水で洗い流したらすぐに良くなり、病院にも行かずに済んだということだった。

 

 

これをたまたま前日に聞いていなかったら、息子が刺されたときも右往左往して、水で流すこともせずに皮膚科へかけ込んでいたかもしれない。

 

 

 

 

 

 

人間は地球の王様じゃないし、生身は他の生物よりはるかに弱い。

 

毛虫がいたら逃げる、ハチがいたら逃げる、ヘビがいそうな場所へは立ち入らない。

そんなふうに、自分がすごく弱いんだということを自覚して立ち居ふるまうのがいいと思う。

 

 

夫の庭管理はそのあたり、何かトラブルが起きても文句を言わずに黙々と対処している。

あの木のせいでうちの庭木が毛虫だらけになった!などと腹を立てるようなこともない。

 

自分が園芸店で買った植物であっても、それは自分の物だけど、それよりもっと、「地球の物」として扱っているように妻の私には見受けられて、そういう穏やかさは夫の何より良いところだと思っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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