
知らない番号から電話がかかってきた。
聞き取れないような早口で名乗った電話口の男は、「NTTの局内システムが変更されました」と言った。
これにより固定インターネット代が安くなったが、突然請求金額が変わると驚かれるかもしれないので、該当のお客様には順次お知らせの電話をしています、と。
「ユーザー側での手続きは不要なのでご安心ください」とも言われた。
ほうほう、それは良い知らせだと思ったが、何か引っかかった。
NTTの名前は出たものの、電話の向こうの男から、自分はNTTの人間ですという類のセリフが一言も出なかったからだ。
これは絶対怪しい、と思いながらもとりあえず続けて話を聞いていたら、男は最後に言った。
「【NTT 転用】でGoogle検索してください。表示されたページにこれから言う文言を入力していただければ、手続きが完了します」
おい。
ユーザー側の手続きは不要だと、電話の最初に自分で言うてたやんけ!
これまでにも勧誘電話は受けたことがあるが、どれも「(今後)安くなりますよ、どうですか」という話だった。
だが今回は違う。
「安くなりました!そのお知らせです!」と嘘をついた上で、契約画面に入力させようとする悪質手口。勧誘ではなく、詐欺だ。
免疫がある人なら良いが、私の母のように慣れていない人間だったら、流れるように進む話にうっかり情報を漏らしかねない。
まったく腹が立つ!
ちなみに今回の詐欺電話について、最終的にはかけてきた男の方から、ごめんなさいと電話を切られることになった。
なぜかというと、「こんなに安くなりました」と提示された具体的な金額が、我が家の回線の請求金額より1000円も高かったからだ。
いやいや、全然安くなってませんけど?
と電話口で伝えたら、男はびっくりしていた。
我が家のNTT料金は、期間限定のレアなキャンペーンのタイミングで契約したから、普通にはない安値となっている。
そのことに、つい最近気がついた。ブログ収入の確定申告をするのに、プロバイダ料金の確認をしたからだ。
思ってたより随分安いな!とびっくりしながら喜んだところだったから、安値の提示にも騙されなかった。
詳細は伏せた上で、安くなってないよアホちゃう?と男に伝えたところ、確認不足でごめんなさいと電話を切られた。
謝るところはそこじゃないぞ。
これがもし、我が家のプロバイダ料金を私が正確に把握してなかったら、怪しいと思いつつもさらに話を聞いてしまっていたかもしれない。
家計支出を頭に入れておいてよかった。現状把握は大事だな。
カードとかペイペイとか銀行引き落としとか、最近は支払いの方法がたくさんあるけれど、どの口座からなんのお金がいくら出ていくのか、よく分からないまま使ってちゃだめだ。ちゃんと整理しておく必要がある。
なお、今回詐欺電話をかけてきたのは、大手プロバイダのフランチャイズ店である様子。
今後どれだけ安いサービスが登場しても、このプロバイダだけは絶対に契約しないもんね。
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