
ブログ書きをしながら、合間に内職をしている。
全然稼げない内職だけど、これで良い。
「子供が熱を出したので休みます、すみません」と謝罪する日々から解放された。
私のする内職には、明確な納期が設定されていない。
裏では一応あるのだろうが、内職を出してくれる職人さんがそれを私に伝えない。
できる範囲で良いよと言ってくれているから、余計に気楽に働けている。
でもたまに、「これ早めにお願い」と言われることがある。
これがパートなら、私は絶対に確認していた。
「早めって、具体的に何日までですか?」と。
特に複数の仕事を抱えていたりする場合は、納期が曖昧だとトラブルの元となる。
事務方だったパート時代は、できる限り具体的な納期確認をするようにしていた。
でも今の内職では、それを絶対にしないようにしている。
具体的な納期を聞いてしまうと、「できるだけ早く」の気持ちが薄まる気がするからだ。
日頃納期を提示しない職人さんが「早め」と言うんだから、それはつまり、1日でも早い方が良いということだろう。できるなら、今日のうちだって嬉しいはずだ。
「何日までに」という区切りは一応あるのだろうけれど、そんなものとは無関係に、早いに越したことはない。
実際に内職をしてみて思ったのは、事務仕事の「納期」と、職人仕事の「納期」は、体感的にちょっと異質な印象があるということだ。
「何日の会議に間に合えばいい」、ガチっと日付で区切れる事務納期に対して、「品物を早く下ごしらえすることで、その後の商品処理のクオリティが変わる」職人納期。
人の手で何かを作り上げる仕事は、日付や数字では簡単に区切れないような何かがある。
社会人経験を積む中で、仕事っちゅーもんはこうするもんだという自分のやり方が出来上がっていたけど、それはすごく狭い世界での話だった。
数字とか、期日とか、そういうものがある種意味を持たないような世界もある。
カレンダーを見るんじゃなくて、人と、物とを見ながら仕事を進めるのだ。
事務の時にはカレンダーばかり見ていた気がする。それが正解だと思っていたけど、広い世の中、そうでもないんだなと今更に感じている。
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