ママ友が静かに怒っていました。
 
ことの発端は、小学校の図工です。
 
設計図を見ながら工作するという授業で、材料として載っている空き箱と同じサイズのものを用意するように、学校から指示があったといいます。
 
具体的には、「ポッキーが入っている箱」と同じサイズの箱が、2つ要る。
つまり「ポッキーを2つ買って空き箱だけ持たせろ」という学校からの指示です。
 
 
ママ友はこれに従い、300円程を払ってポッキーを2箱買い、外箱を子に持たせました。
しかしいつまで経っても、図工で空き箱を使ったという話が子から出てきません。おかしいな、とママ友は思っていたそうです。
 
 
 
そんなこともすっかり忘れていたある日、スーパーでポッキーを見た瞬間にママ友はあっ、と思い、隣にいた我が子に聞きました。
 
「そういえばあの空き箱、図工でもう使った?」
 
そうしたら子が言いました。
 
「授業の時間が足りなくて、工作自体をしなかった。皆が持ってきた空き箱は、先生に『他のクラスで使うから貰ってもいいか』と聞かれ、全員が提出したからもう手元に無い。」
 
 
ママ友は静かに怒っていました。
 
私、人の子のために、あのお菓子買ったわけじゃないんだけど。
 
 
学校に提出するのが嫌なわけではない。ただ、家庭で買わせたものを黙って徴収しないで欲しいだけだ。
 
同じ300円分でもポッキーの空き箱2つなら良くて、消しゴム3つならダメというのも違うだろう。
 
 
 
親としてのその素直な気持ち、分かるなあと思いました。
 
しかし中身のポッキーは自宅で消費したのだから、先生の完全なる失策と言えるかどうかはちょっと私には分からない…
家族の誰もポッキーを食べない場合と、家族の誰かがポッキーを好きな場合とで分けて考える必要があるだろうか…
 
 
こんな風にどうでも良いことを二人で論じているうちに、ママ友の「空箱強制徴収された怒り」も収まっていった様子。
 
良かった良かった、と思った私にママ友が一言、
 
「こんなしょうもないケチくさい話、ゆきんこくらいにしかでけへん。」
 
ワッハッハ。と笑っていた彼女に対して今度は、私が静かに怒る番でしょうか。
 
 
 
 
 
 

 

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