20年近く前、大学生だった私はブログを書いていました。
 
かなり頻繁にライブハウスに行っていたので主にそのことを書いていたのですが、ライブハウスで知り合った友人知人たちも当時は皆、ブログをしていました。
 
若い方には信じられない話でしょうが、今で言うインスタのような役割をブログが担っていた時代でした。
 
ブログなのに文章はなく、写メを撮って一言を添えメールで更新作業完了、という人も多く、「何気ない日常でありながらも誰かに見られることを前提とした写真」というものがいろんな人のブログに溢れていました。
当時私は、ブログが原因で知人とトラブルになり、頭を抱えた経験があります。
 
私が「知人」と書いたところから察していただきたいのですが、私は彼女のブログをほとんど見たことがありませんでした。
 
ブログ始めたんだ、とURLを教えてもらった時に何度かアクセスしましたが、その後きちんと見る機会もないまま時間が過ぎていました。
 
 
そうしたら、ある日突然、彼女からすごい剣幕で言われたのです。
 
「ねえ!ゆきんこ!なんであんなこと書くの!」
 
と、私が書いたブログ記事への猛批判を受けました。
 
 
詳細は忘れてしまいましたが、彼女が「嫌い」とブログに書いたバンドについて、私がその翌日に自分のブログで「好き」と書いたとか、たしかそんな(くだらない)話だったと思います。
 
「ブログ使って暗に意見してくる必要なくない?あのバンドが好きなら好きって、私に直接言えば良いじゃん!」
 
とこのような理由で怒られたのですが、私は彼女のブログを見ておらず、彼女がそのバンドのことを嫌いだと書いていたことも全く知りませんでしたから、その主張にひどく困惑しました。
 
(いや…知らんがな…でも…)
「ごめんね・・・・」
 
 
 
 
ちょっとびっくりして言い返す気力も湧かず、しかし当時の私がとにかく強く思ったのは、「人とブログのネタが被るときは要注意である」ということです。
 
こちらにそのつもりが無くても相手はどう思うか分からない、というあのトラウマは、20年ぶりにブログを再開した今も私の中で結構大きく巣食っていることに気がつきました。
 
ですから昨年にブログを始めて以来、ふと目にした他のブロガーさんの記事が自分の掲載予定の記事ネタと被りそうなときは、私は人知れず、その記事の掲載日時を変えるなどしています。
 少しでもタイミングをずらしてできる限りのトラブルを回避しようと、私は密かに努力しています。
 
 
 
 
しかしトラブルになどなり得ない優しいブロガーさん相手に、私がいちいち気にする意味はどこにあるだろうかと考えることもあります。

家計ジャンルは酷く平和で、みなさん淡々と自分のブログに集中されている方ばかりである印象で、私の密かな努力は100%徒労に終わっているでしょう。

 

 

 
誰かとネタが被らないようにするというのは「ジャンル縛り」がある場合など特に難しい話ですが、それでもできる範囲で頑張る、そして、時間がなくて頑張れそうにないときは他の方のブログをあえて読まずにジッとしておく、というしょうもない作業が私のブログ書きには伴っています。
 
自分の書きたいことを書きはしますが、タイミングをずらすだけで回避できているトラブルも中にはきっとあるはずだと、20年前のブログトラブルの反省を、私は少しでも今に活かそうとしているわけです…。
 
 
 
 

 

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