私が以前住んでいた市は、指定ゴミ袋の購入が必要でした。一番大きいサイズはなんと、1枚50円もします。
ゴミ出しをする度に50円玉を捨てている気分になった私はこの時、「自宅から出るゴミ減らし」に強く目覚めました。
50円もする高級ゴミ袋、買ってすぐにゴミを入れるのでは勿体ない話です。
指定ゴミ袋というのは、普通の袋よりも頑丈で重量物にもそこそこ耐えてくれますから、私はあの「買ったばかりの綺麗な指定ゴミ袋」をいきなりゴミ袋にはせず、普通の袋として使っていました。
引かずに聞いて頂きたいのですが、一番重宝したのは精米後の米を入れるときです。
実家からもらった玄米や古米を精米し直したりするときに受け止める大袋が当時我が家にはなかったのですが、50Lの頑丈な指定ゴミ袋のお陰でその悩みが解消されました。
あとは、空き缶を入れておく袋としても「燃えるごみ用の指定袋」を使っていました。
私の地域には、資源ごみの専用袋はありませんでした。
透明の袋に入れるか、瓶や缶を直接コンテナに入れるかで、私は余計な袋を買いたくなかったのでコンテナに直接入れる方を選んでいました。
その際、「ゴミステーションまで資源ごみを運ぶための袋」がいります。そんなときも頑丈な「燃えるゴミ用の指定ゴミ袋」を使えば、空き缶の端っこっで袋に穴が開くこともなく、袋の中がよごれてもそのまま燃えるゴミを入れるのですから全く気になりません。
指定ゴミ袋は「ゴミを入れる前に他の物を入れる」、これで私はちょこちょこと、普通のビニール袋を買わねばならないような場面を減らしていきました。
そういえば以前どこかに、「指定ゴミ袋を【コインランドリーで洗った服を入れる袋】として使ってからゴミを入れる」と言っている人がいました。
人目に付く場面であっても堂々と指定ゴミ袋を使う、さすがの私も真似できない、ケチの王様だと思いました。（敬意を込めて。）
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