私は、私の夫の「不倫」について、一切興味がありません。
昔の私は彼に相当執着していましたが、ワンオペへの恨みが募った結果彼への興味が一度完全に消えたからです。
 
今はむしろ、もしも夫が「裏で不倫しているおかげで家でもご機嫌でいられる」のであれば、家族の前で常にご機嫌でいてくれるようにその不倫を一生続けてほしいとすら思います。

ただし私達には子がいますから、不倫した結果家族に少しでも悪影響が及ぶ場合は、勿論即刻取り止めるように要求するでしょう。

 
 
いらない話を前置きしてしまいましたが、今日の話は夫の不倫ではなく、私の不倫の話です。
 
私は昔、上司に不倫のお誘いを受けたことがあります。
 
私も上司も既婚者でしたが、どうも上司は夫婦関係がうまくいっておらず、私も私でワンオペに悪態をつく毎日でしたから、こいつならいけそうだということでお声がかかったものと思われます。
 
その上司に、私は不倫のお誘いの一環として、某ブランドの財布を貰いました。
 
10万円を少し超える程度の価格帯のそれ、「貰ったが最後断るなよ」という意味合いがあったのかもしれませんが、私はケチなのでそんなことも全く気にせずにホイホイ貰ってさっさと帰りました。
 
そして実際に、その財布を今でも使っています。
 
 
当時私は、デパートで高級化粧品を買い物をしている場面を、営業中のこの上司に見られたことがありました。
 
以来上司は、どうも私について「ブランド物を喜ぶ女」のイメージがあったらしくそんな財布もくれたのですが、どっこい本当の私はブランドに煩い女ではなく、値段に限らず貰えるものはなんでも貰うというただのケチでした。
 
何かと奢ってくれる上司でしたが、高い財布をくれてやったのにその後何もないとは彼も拍子抜けしたかもしれません。
しかし私が財布に縁起なんて求めない、貰えるものは迷わず貰うただの下品であるということを見抜けなかった、すべては上司の責任です。
 
 
 
ところで夫も夫で昔から、私へは異様に無関心でした。
 
私がどこで何をしていても全く気にせず、それは「信頼している」ということではなく、本当に「どうでもいい」のだと私にも面と向かって明言したこともあります。
 
当時はその意味が分かりませんでしたが、同じく夫の裏側が「どうでも良くなった」今の私には彼の気持ちがよく分かります。
 
好きとか嫌いとか言う煩悩からは解き放たれた「どうでも良い」。目の前の君が元気でいればいい、他のところで何をしていても見えなければ無いのと同じ。
 
 
だから財布を貰ったくらいで夫は絶対に何も思わないという確信が私にはあるのですが、財布を持ち帰った日はさすがに私も後ろめたかったのでしょう。
 
夫にブランドの紙袋を見せながらそれを「貰った」ではなく「自分で買った」とうっかり口が滑ってしまい、以来あの財布は、私が自分で大枚はたいて買った財布となってしまっていました。
 
 
そんな財布、まだまだ綺麗で充分に使えるのですが、実は微妙に好みと違うのでそろそろお金に変えようと思っています。
「まだ綺麗なのにそんな高い財布をもう買い替えるの!」と夫に言われないように、現在「財布変えようかな」というセリフを日々日々小出しにしているところです。
 
 

 

★ランキング参加中★

にほんブログ村 その他生活ブログ 家計管理・貯蓄(30代)へ
にほんブログ村

※リブログ欄閉じていますが、リンクはフリーです。ご自由にどうぞヽ(^。^)ノ