ゴミ処理券を買うのが嫌でドライヤーを分解処分しようとするも、失敗したのが前回。
ドライヤーの捨て方について確認のため市役所に電話した際に、以前から気になっていた他のゴミについても合わせて質問してみました。
そのゴミというのが、「傘」です。
私の市では、傘をそのまま捨てる場合、ごみ処理券が必要な粗大ゴミとして扱われます。これもドライヤーと同じく、色んな素材が組み合わされてできた「複合ゴミ」だからです。
しかし傘の布部分を取り、骨組みだけの状態とした場合には、資源ゴミの日に無料で捨てることができます。
ただし、資源ゴミというのは金属かビンのゴミのことです。傘の骨も金属製なら資源ゴミの日ですが、最近の傘というのは「グラスファイバー製」のものが多く出回っています。
グラスファイバーというのは溶かしたガラスを引き延ばし、繊維状にしたものです。弾力性があるので傘がしなっても折れずに形を保ってくれます。子どもはなぜかすぐに傘を壊して帰ってきますが、グラスファイバー製なら折れにくいので、我が家も通学で使うメインの子ども傘はグラスファイバー製です。
しかしグラスファイバーにはデメリットもあります。それはもしポキリと折れてしまった場合、細かい破片が皮膚に刺さりケガをする可能性があることです。折れた個所は絶対に触ってはいけないということで、扱いにくいこの素材、どのようにゴミに出すべきかと過去に迷ったことがありました。
そんな傘ゴミについて今回あらためて市役所に聞くと、私の住む地域ではこのようになっていました。
1、傘を丸ごと捨てるなら、骨の素材に関わらず粗大ゴミ(有料)
2、布を取り除いた場合、全ての傘骨が金属製なら資源ゴミ(無料)
3、布を取り除いた場合、全ての傘骨がグラスファイバー製なら可燃ゴミ(無料)
4、布を取り除いたとしても、支柱部分だけ金属製で、傘の開く部分はグラスファイバー製なら、複合ゴミとして粗大ゴミ(有料)
なにこの複雑な感じ…
よく売られているグラスファイバー製の傘というのは大体4番です。支柱は金属でフレーム部分だけがグラスファイバー。折れにくくて良いですが、捨てる時には確実にお金がかかる傘ということになります。
対して、100均やスリーコインズの傘なんかは、私が見たかぎり骨組み全てが金属です。つまり捨てるときは、布部分さえ取れば無料で捨てることができ、その後もリサイクルに回されます。
ただしその分、グラスファイバーの傘に比べて金属製の傘は、特に子どもはすぐに骨を曲げてしまいますので、長持ちはしないかもしれません。
捨てる時を考えたら金属製が楽ですが、長く使いたいならグラスファイバーが望ましいかもしれず、どちらも一長一短あるようです。
尚、私が愛用している傘は大学生のときに買ったこちら。
安い傘ばかり使っていた私が初めて自分で買った、3000円程のしっかりした雨傘です。購入してもう20年近く経ちますが今も現役で、金属製の傘骨の歪みもありません。
お気に入りの傘というのは大切に使うので、素材に関わらず長持ちするものです。素材よりもデザイン重視で自分が気に入るものを選びさえすれば、買う時に捨てる時のことなど考える必要は無いのかもしれません。
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