先日、私は我ながら物凄い勢いで、自宅玄関まわりの掃除をしました。
土間を掃き、水を流してこすり洗いしました。使わない園芸グッズは、納戸に持って行きました。置きっぱなしの虫取り網は、傘立てに片付けました。
 
玄関が綺麗な家はお金が貯まるそうですが、そんなこと私にはどうでもいい話で、私が玄関を突然掃除した理由は、外壁塗装の飛び込み営業が、築わずか5年未満の我が家に堂々とやって来たからです。
 
飛び込み営業をする営業マンに冷たく対応できないのが私の性分でして、しばらく話を聞きました。
会話の中で営業マンから築年数を聞かれ、本当は築5年なのに、私はとっさに、「入居して8年位です」と嘘を付きました。理由は、営業マンと立ち話していた我が家の玄関先が、とんでもなく散らかり、汚れていたからです。
 
これで築5年とか言ったら汚すぎて引かれるかもと思い、微妙な嘘を付いたのですが、営業マンはそれにかぶせて来ました。
 
「入居8年ということは、家は少し前に建っていたでしょうから、実質築9年くらいでしょうかね。」
 
そう穏やかに話す営業マンと、我が家は築9年という体で話し続けた結果、「10年目が近づいているのでそろそろ外壁の塗りなおし時期ですよ!」と非常に前のめりに営業をかけれらることになってしまいました。
 
実はまだ築5年なんでお帰り下さい、なんて口が裂けても言えません。築9年でも違和感ない程度の荒れた玄関を営業マンは見ていますから。
ある程度の営業トークを受けたところで営業マンにはお帰り頂きましたが、荒れた玄関が途端に恥ずかしくなり、その後私は必死で掃除しました。
 
 
掃除の原動力は「他人の目」です。ちょっと気を遣う誰かが定期的に家に来れば、部屋も玄関もそこそこ綺麗に保たれますが、このコロナ禍でうちに来るのは、家族かお隣さんくらいのものです。
そうして油断していた結果、見た目築9年家屋の住人として無駄に長い営業トークを受けることとなり、玄関掃除の大切さが私は身に染みて分かりました。
 

 

 

 

 

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