私には超美人の友人がいます。当の本人は自身の美貌をひけらかすことなく周囲になじみ切っています。その美人の友人が先日、天才的な技を繰り出しました。美人の友人、と書くのが面倒なのでもう美人とだけ書きますね。

 

ある日美人と私が話していると、他の知り合いたちが合流してきました。そのうちの一人が、「××幼稚園のAママ知ってる?」と口火を切りました。

私は即座に察しました、Aママについての悪口が始まるぞと。私はそういう話があまり好きではないので、話を振られるたびに「そうなんだー」「へー知らなかったー」と、初耳じゃなくても初耳感を出して会話します。YESともNOとも言わないことで会話を流していくのですが、相手の繰り出す悪口は終わらないのでずっと聞く羽目になります。

 

今回もそのパターンでいくかと腹をくくった瞬間、美人が繰り出しました。

 

「Aママ知ってるよ、すごいお洒落だよね!私Aママが履いてたスカートが欲しくてどこのブランドか聞いたの、同じの買おうと思って!Aママは仕事してるのにお弁当も毎日頑張ってるし云々カンヌン以下続ク」

 

そう、Aママの悪口が始まる前に、美人はAママを褒め殺したのです。そこに私も乗っかります。

 

「わかる!Aママ良いよね、話しやすいから私も好き~。」

 

Aママ大好きな人間が最低二人はいるその場で、Aママの悪い話しが始まるはずもありません。Aママの話を切り出した知り合いはそれ以上何も言いませんでした。

 

こりゃあ私は、美人にすごい秘策を見せてもらったと感心しきりでした。嫌な話が始まる前に、対象となったママの良いところを言いまくり、悪口を言えない空気を作るという必殺技。私も今後これで行こうと思います。

 

 

 


 

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