ワンオペ寝ない子育児の辛さからメルカリ中毒となった末にスマホを捨てた主婦。

 

 

 

 

 

スマホ無し育児のメリットは皆さまご想像の通りです。子のことをしっかり見るようになるというのは間違いありません。だって他に見るもの無いんですもの、嫌でも自分の子を見ます。LINE交換で中途半端な人間関係ができあがることもないですし、子はYoutubeを知らずに育ったので、スマホ見せろぉぅとギャン泣きされ困るようなこともありませんでした。圧倒的にメリットが多いスマホ無し育児ですが、デメリットもありました。

 

まず感じたのは病院のネット予約がしづらいことです。子のかかりつけは幸い予約不要でしたが、他の病院に新規にかかる際、病院の色んな情報を出先で調べたり、ネット予約して順番が近づいたら受付へ、みたいな芸当が当時のガラケーではできませんでした。(今は、3Gから4Gとなり、ガラケータイプでも大体のことは賄えます。)他にも、出先で電車時刻を調べたり、現地の地図を見たりということもスマホのようにはできません。

しかし、少なくとも私と同世代以上の人間は「スマホが無かった時代」を経験しています。病院情報だって、電車時刻だって地図だって、「事前に自宅で下調べしておく」ということを当然にしてきましたし、本来それで事足りるのです。また、今と違って「ネット予約必須」の病院はまだほとんど無かったので、大概のことが「事前の下調べ」でクリアできました。

 

それでも唯一、スマホが無いとどうにもならなかったことがあります。我が子の可愛い決定的瞬間を写真や動画に残せないことです。これは、ガラケーに戻してすぐに実感しました。どれだけ現実の育児がしんどかろうが、その現場をいざ写真や動画で見直せばひたすらに癒されます。しかしスマホが傍にないと写真や動画を手軽に見れませんし、新しい記録も残せません。デジカメがあるじゃないかと思われましょうが、「撮ってすぐ見る」の手軽さはスマホの比ではありません。撮って出しができるのはスマホ最大のメリットです。

 

これは本当に困ったので、ガラケーにしてからも実は、ネットの繋がらないスマホをカメラ代わりに持ち歩いていました。当時最先端の2台持ちです。

そして家では、解約したスマホをwifiに繋ぎ、パソコン代わりにしていました。あれ?スマホ無し育児ではないよね?仰る通り、私はスマホ無し育児ではありません。しかし「スマホ使わない育児」はしていました。「スマホ無し育児」は、デメリットの大きさに負けて諦めた次第です。

 

このように、スマホを解約したとはいえwifiに繋げばメルカリが見れる状態だった私でしたが、外でネットが繋がらないことの効果は大きく順調にメルカリ中毒を脱していきました。その後無事新居が完成し引っ越しをしたわけですが、引っ越しを完了したタイミングで私は再びメルカリに侵されていきます。