メルカリが主婦層に爆発的に受けた理由のひとつに「ゴミを捨てるのにお金がかかるようになった」という世の中の変化があげられます。ただの生ごみを出すのでさえ、市の有料指定ゴミ袋を買わねばならぬ現状です。私が以前住んでいた市では、50Lゴミ袋10枚が550円でした。ゴミ袋1枚が50円以上する。私はゴミを捨てるたび、ゴミと一緒に50円玉を捨てている気分になりました。

 

ゴミ袋の使用量を減らす手立てはないものかと考えた結果、辿り着く先はやはりメルカリです。売って売って売りまくった結果、メルカリでの取引数はあっさり500を突破し、累計売上は数十万円になりました。私は食費節約は苦手ですが、不用品を売るためのチマチマした努力は惜しみません。なぜなら努力の先に、「売上金」として明確にお金が見えるからです。元々、出品の為に文章を書く作業や、捨てられずに溜めておいた包装紙や可愛いテープ類を使って梱包作業をするのも大好きでしたので、不用品は売れるわ、溜め込んだ梱包資材は消化できるわで一石二鳥でありました。

 

しかしこれだけ売ったにも関わらず、なぜか我が家の「モノ」は一向に減った気配が見えませんでした。いつまで経っても家中が雑然としています。