愛しいひとにさよならを言う/角川春樹事務所
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内容(「BOOK」データベースより)

生まれたときから父親はいない。絵画修復家の母と、近所に住む母の年上の友人・ユキさんに育てられた。幼い日のわたしは、わたしたち三人が家族だと知っていた。家族という言葉は知らなかったのに。わたしは愛に飢えることもなく、三人のしあわせな日々がいつまでも続くと信じて疑わなかった。あの日がくるまでは―。十八歳の少女が辿ってきた様々な出会いと別れを描く、切なくも瑞々しく心ふるえる書き下ろし長篇。

引用ここまで



ひさびさに小説を読んだ。

主人公のわたしが、生まれる前から、18歳になるまでの物語。

淡々と、でも丁寧に出来事がつづられていきます。

強いインパクトがあるわけではないけれど、

登場人物たちに心を寄せて、本の世界に没頭できる、素敵な作品。



ここのところ、まったく活字を追えなかったのに、

ひさびさにほぼ1日で読み終えた。

今まであまり読んだことのないカテゴリの本だけど、

すごくおもしろい、というよりも、

満足した、とても。