先日お友達に貸していただいた本、全盲ろうの東大教授、福島智さんの生きることについての本です。


 福島さんは、9歳で失明、18歳で、聴力も失って、絶望した時、何故生きるのかを問い続けて、自分が生きていくのはなにか意味があるんだと、そう思うしかないと、受け取られた。

 それなら、生き続ける使命を果たそうと、それを受け入れて、常に考えながら、自分が生き続けることで、生きる意味を皆に伝えていかれているのです。


 盲ろうの人は、人とコミュニケーションを取らないと生きていけないけれど、そもそも人は、一人では生きていけない。たとえ、どんなにたくさんの人に囲まれていたとしても、その人達と関わりがなかったら、人は孤独を感じてしまう。いくら人嫌いでも、人となんの関わりもなかったら、耐えがたいぐすんです。人と積極的に関わって行くことで、孤独は癒やされ、生きる意義を感じます。「人は、人と関わることで、人となる」って、たしか精神科の夏刈先生がおっしゃってたようなうさぎのぬいぐるみ


 人が生きていく上で、なんの意味を見出せなくても、どんな人にも生きる意味はある。もともと前向きで、楽天的な福島さんだけれど、それでも、前向きに生きられなくて、後ろ向きになってしまうことも、前に向かえなくなってしまう時もあったそう。

 そういう時は、進むエネルギーが満ちてくるまで、じっと静かに待機してみたり、時には、後ろ向きになって後ずさりしてみてはどうかとおっしゃってます。そしたら、めでたく前向きになれる。うーむおやすみ難しいけど、そんなイメージで、考えてみるのもいいかなと思います。

 春になって、新しいコミュニケーションを取らなくてはいけないことが、多々あって、少しくたびれてた私には、心に沁みる言葉がいっぱいありましたほんわか


 最初は、盲ろうの世界は、想像もつかなくて、少し怖かったです。でも、運命を受け入れて、前に進んで行かれる福島先生、とてもカッコいいですラブ機会があったら、ぜひぜひ一度読んでみてくださいね。

 まだまだ読む途中なので、楽しみに味わいながら読んで行こうと思います。

  

愛せよ。少しも求めずに愛せよ。これが愛の秘訣である。

(谷口雅春著 ひかりの語録より)