11年前の4月
短大を卒業した私は、公立の幼稚園に臨時教諭として採用されました。
ところが、6月に急に高熱を出し、あげく耳が聞こえなくなり、診断は過労。
絶対安静の為入院。
その上、入院中に盲腸と診断され、手術。
その後、術後経過が良くなく、卵巣の腫れが見つかり転院
私の住んでる市内には婦人科がないんです。
そこで隣の市の市民病院へいったん退院してから転院しました。
とりあえず、普通に外来診察をしてもらい、腹部エコーをかけた瞬間に
「切らないとダメやね。」
「へ?そんなあっさり」
6月に盲腸の手術をしたばかりの私は、また?と思いましたね。
エコーの結果、またまた別の病院でMRI撮影してきてくださいって言われて、
別の病院へ。
そこでの検査の結果、卵巣のう腫ということに。
検査結果では、右の卵巣を全摘出。左の卵巣を半分切除といわれてました。
どうやら、卵巣が11cmまで大きくなってるといわれました。
通常はアーモンド粒とか親指の先程度といわれるので、とんでもなく大きい。
私も画像をみましたが、マジで大きかった
大きくなると、機能しなくなるそうですよ。
その時、20歳です。結構微妙
しかもこのとき、両親はほぼ別居状態。
数年前に知った、このときにした母の行動には正直プッツン切れました。
本人には言いませんがね。
ということで、7月7日の七夕さまの日に私は手術しました。
手術までの数週間いろんなことをしましたね。
少しでも小さくなるように、整体を受けたり手当てという治療法やらなんやら。。。
結果的には、開腹してどこまで切除するか判断するということでしたので、
なかなか大きく開腹した傷が残ってます。
で、結果は左を残して右の半分だけを切除ということになりました。
検査時の画像より、小さかったようです。効いたのかな?
その腫瘍も細胞検査の結果、悪性ではなかったので、ひと安心。
ですが、卵巣のう腫は、再発しますと一言。
しかも、予防法はないとも言われました。
しばらくの間ホルモン剤を服用し、エコー検査のため毎月のように通院しました。
年に一度はエコー検査も受けてくださいねって言われてたので
何度か行きましたね。と言っても3年くらいかな?
病院が遠くなった事もあって定期的には行かなくなりましたが、
このときに言われた再発します。の言葉は本当恐いです。
いまだにお腹の中が引きつることもあるし、やっぱり生理痛もひどい。
時々、婦人科検診は受けるべきだと思います。
婦人科系の臓器はなかなか痛みが少なかったりするので発見が遅れることが
多いそうです。たしかに、妊娠していないと行かない病院ですね。
私は入院中に何度も、いつ産まれたの?って聞かれました。
あれって残酷ですね。出来れば産科と婦人科は別にしてほしいって入院してると思います。
宇多田ひかるさんが、数年前にこの病気になったと思います。
このときは、皆さん病院へ行ってくださいねって呼びかけしてましたね。
私もそう思います。やっぱり生理痛がひどいのは、良くないし何かあるかもしれない。
私のこの腫瘍も入院中に見つかってよかったんです。
手遅れになると、卵巣が破裂したり、腹水がたまったりと大変なことになるみたいです。
そうなる前に早期発見が一番ですね。
という数ヶ月の病人生活中幼稚園では、臨時教諭の私の臨時の先生がいらしてくれました。
6月~8月までの3ヶ月間私は休職していました。
この休職がこの後の私の、教諭生活を変えるんですね。
つづく・・・