弟が自死してから一週間が経ちました。
最初は悲観して泣いていました。
今も毎日毎日、考えて辛くなったりしていますが、だいぶ落ち着きました。
ただ、弟が自死した原因は不明です。
弟のツイッターを覗いてみたのですが、5月1日に投稿された文章からは特に問題はありませんでした。
それ以降の自死した日まで投稿はありませんでした。
家族に聞こうと思いましたが、それを聞いたら自分を責めてしまうと思いますのでしばらくは聞かないことにします。
泥酔して錯乱していたのかもしれません。
遺書がなかったので突発的に躁うつ病の発作が出たのかもしれません。
ですが、突発的な場合、もしかしたら大変なことになっていたかもしれません。
弟が錯乱し、他人を殺めてしまう可能性があります。
そりゃそうですよね、自殺するという事はこの世に存在したくないわけですから、そんな世界どうとでもなれ!と考えているわけです。
弟は、100万円の負債がありました。
今その件で、相続放棄の手続きをしている最中です。
で、相続放棄は家庭裁判所に相続放棄をするという申込書を送るのですが、それをインターネットでググっていたときにふと思ったのです。
もしも、弟が人を殺めてから自殺していたとしたら、一体遺族である僕らはどれくらいの慰謝料を払わなければいけないのか、と。
つまり、人間の命の値段はいくらなのかという事です。
昨今、自動車の煽り運転で人を殺した事件などが増えています。
それに加えて老人が自動車でブレーキと間違えてアクセルを踏んで人を殺した人も増えています。
これらの遺族への慰謝料はいくらなのか、ググって見ました。
まずは自動車に乗っていて人を轢き殺した場合。
殺した人間一人あたりおよそ2000万円~2800万円だそうです。
ただし、飲酒運転やあおり運転の場合は更に高額になり、一人あたり3900万円との判決もあるようです。
更に高いのは、被害者が後遺症を患った場合。
7350万円と判決された例もあるようです。
殺すよりも後遺症が重症の場合は入院費など諸々かかるからだと思いますが、圧倒的に高いですね。
次は暴行などの殺人の場合。
相場は3000万円~3500万円らしいですが、事件によっては8000万円以上の場合もあるようです。
基本的には本人が払うわけですが、自殺の場合は当然遺族が払うわけですよね?
その場合は自殺した家族への悲しみに加えて高額な慰謝料が請求されるので地獄のような状態になりますね。
僕は毎日自転車に乗っていますが、道路の路肩を走っているのですが、そのときに車と接触すれすれで走ってくる車がいます。
そういう運転するやつはこの慰謝料を払う覚悟でもあるんでしょうか?
実に腹立たしい。
クラクションを鳴らしたりする車もあります。
クラクションも煽り運転にあたるので、間違いなく糞野郎だと思います。
そういう人には多額の慰謝料を払わなければいけない行為だということを知ってほしいですね。
自殺をする前提で人を殺すというのは気持ちはわかるのです。
こんな世界なんてどうとでもなれと。
だが、このような考えの人間が増えた場合、「自分には関係ないや」なんて考えてると実際に起きてしまう可能性が増えるという事です。
遺産相続とか相続放棄の手続きをしていてそれが身近にあるものなんだなぁと思いました。
もし仮に僕が結婚していたとして、妻と子供の3人で暮らしていたとして、子供が誰かを殺して自分は自殺したとしたら・・・。
両親が多額の借金を背負う事になります。
そもそも僕の家族の場合なら、両親と兄弟が2人と祖父母が3人(一人は寿命でいない)ので7人です。
この場合は誰が慰謝料を払う義務があるのかはわかりません。
が、おそらくは両親だけなのだと思います。
ですが、両親だけでは払うことが出来ない金額だと思いますので、7人全員で分配して払う事になると思います。
7人で分配しても一人あたり1000万円以上になり得ます。
決して他人事ではない話です。
僕もまさか兄弟が自殺するとは思ってもいませんでしたから。