おはようございます〜
3連休終わりましたね〜
また今日からしばらく頑張りましょう
1年前の10月 母がくも膜下で倒れ、高齢の父を私の部屋に連れてきたので、もうすぐ父と暮らして1年になります。
思えば、母とは若い頃からいつも街をウロウロして一緒に遊んだし
私が子育てが終わり仕事や色んな事が落ち着いて、また一緒に遊ぶようになりましたが
父とはほとんど接点のない人生でした。
通学の行き帰り、父の出勤と一緒に車に乗せてもらっていたけど、本当にそれだけで
外食嫌いの父だったので、何が食べに行くという事もなく
特に遊びに出かけるというのもなく
母も父を嫌ってたので、私も右へ習えで、父のことは正直嫌いでした。
面白くない石頭のお役所人間 特に趣味もない人
高齢の父にとって、環境が変わる事は大変な事だったと思います。
でも今まで通り、実家で1人暮らせる訳ないし、私の部屋に連れてくるのも大変だったし
運転をやめさせる事も大騒動でした。
多分、今現在の父は、その時の大騒ぎなど全く記憶してないだろうと思います。
電車に乗って、銀行やスーパーに行ったこともすっかり忘れているし
いつも車椅子を押して業務スーパーに行っていた事も忘れている
あんなに歩行器を嫌がっていたのに、今は愛用している歩行器があるから、嫌がっていた事は綺麗さっぱり忘れています。
びっくりするくらい記憶してないですね。
多分、今現在の生活に定着してないことは全て忘れてしまうんだろうな〜と思います。
そう言う私も、小さい頃親からしてもらった事はほとんど忘れてるんだろうけど
それでも、子供は話せば次第にわかるようになるし、出来る事も増えていくけど
高齢者は逆に、話してもわからない 聞こえない 出来ない事が増えていく 人の言う事は聞かないけどプライドは高くて口も達者 周りの人達の思いがわからない
本当にストレス発生器が家にあるようなものです。
ついこの間、しんどいって言ったのをきっかけに介護施設を探して入居しようとしたことも
面談の時には、ふとプライドが前面に出て、あんなところに自分は入れないと思ったのでしょう
なんであんなやつ(施設のケアマネさんのこと)を連れてきたのか って私が悪いみたいに言うし
まあそんなこともすぐに忘れてしまうのかもしれません。
いや、既にきれいに忘れてしまってるかも
でも多分、これは私にとって良い経験なんでしょうね。正直イヤだけど
ストレス発生器とはいえ、父はまだ一日中ほっといても大丈夫だし、どこか連れて行けというわけでもないし
食事さえあれば、あとは自分が好きなように一日過ごしているので、手はかかりません。
そして、父とあまり仲良くしないで生きてきた部分が私の人生の欠落している部分だとしたら、そこを埋める事は大事なことだと思うし
老いを知ることは大切な事だと思います。
こうして次第に色んなことを忘れて、衣を着たかぐや姫の如く、全て忘れて天に戻って行くのかもしれません。
「わたしは裸で母の胎を出た。 裸でそこに帰ろう。 主は与え、主は奪う。 主の御名はほめたたえられよ。」ヨブ記
適当に楽をして、ストレス発散しながら、上手くやっていこうと思います。
長々と聞いていただきありがとうございました。