あの時

私の生きる糧を失って

空っぽの心に注がれた力

あなたの生きる姿に背中押されて進められた日々


あの時の私には優しくも眩しかった

誠実に生きること見せつけられて

尊敬したあなたをすがるように生きていた


ただ

希望が見えずにただ生きることに必死だった


現実をうまく咀嚼できず

そっぽ向いて 知らないふりして

好きなことを集めることに夢中だった


ただ

自分を疎かにしてあなたを好きでいることに必死だった


自分とうまく対面できずに

ぼやけた世界で 見えないふりして

私から逃げて誤魔化して生きてた


今は違う

もう 力をつけたから

私は現実を消化して私と向き合っていける

愛するっていうことわかり始めたから

世界と共生していくことを感じ始めたから

毎日が宝物で尊いものだって

やっと わかったから

あなたを好きでいた日々は

こんな風だったのだろうか

もう体感できなくて残念


好きでいることを使い切った

私の力だけでは限界だった

あなたを好きでよかった

ありがとう

さようならはしない

遠い友達みたいに思ってるよ


あなたを好きでいた日々は

こんな風だったのだろうか

毎日思っていたなんて嘘みたい


飽きるほど好きになれたのも

明日が楽しみだったのも

心が豊かになったり右往左往したのも

全部無駄にしないから

ありがとう

さようならだとしても

遠い記憶になる日が来ても


きっと

私は忘れない