今日のフレーズ

てっきり・・・してくれるとおもったのに(怒)! =Expect

 


昨日お話した単語の覚え方、
語源を調べるとよく覚えられる、このお話をしました。

今日は具体的な例でお話します。

私もワードチョイスでも何度も取り上げている。

Expectation

という言葉があります。

うーん、これも本当に良く使う単語なのに、高校、大学、受験英語でそんなに習わなかったなぁ、これが実感、でも実際は、本当に良く取り上げてくれていたのかもしれません。

でも受験英語では記憶になかった、これが本音です。

そして、実際に海外に行って、留学したときに、この単語を使われて、
とっても驚いたのです。

まずこの意味、それは「期待」ですね。


こんなことがあるといい、こんな風に期待する、そういう時の思い、期待、これをExpectation

というわけです。

語源は英語ではRootと言います。

いろいろな語源辞書?があるので、お気に入りのものを使えばいいと思いますが、
私は良く、こちらのdictionary.com を見ています。

http://www.dictionary.com/browse/expect


ここでExpectationをみてみます。

そして、意味もかいてあるのですが、動詞Expectをみて、
その"root"というところをクリックすると

Ex外に向かう、という意味の接頭辞

そしてSpecere、英語のSeeにあたる意味がでてきます。

Spectacle 「ショー」 を意味する単語ですね

Prospect 先行き 見通し

Pro先の、先方の、を表す接頭辞と「みる」を組みあ合わせて、
先の見通し、という意味になります

また
Retrospect 追想、振り返り
これは、Retro, 後ろの、過去の、という接頭辞とSpecere 「見る」、にあたる言葉をくっつけて後ろを見ること、回顧、追想、ということになるのです。

specereにあたる言葉と、方向性を表すと

どちらに向かってみるのか、で意味がちがってきますね。

どちらかの方向を見る、そこで独特の意味が表現できるようですね!

さて、今日のExpectですが、


外に向かって、見る、なので、その方向に何か自分が求めるものがないかと思ってみる、

期待する、という意味になります。

このExpectは本当に良く使いますね。
 

MBAのグループワークで、チームメンバーが数人あつまって

課題の内容を議論していました。

だれが、どこのパートをやって、どうくっつけるか、の話をしていたとき、

リーダーになっていたルクセンブルク人の青年が、こういいました。

I was expecting that you were going to send it to me by yesterday.

君たちが、昨日までに(各人のパートを)僕におくってくれるものとおもっていた!!

この時に使った言葉はExpectですが、

実際のニュアンスは、お前たちがやるとおもったのに、なんでやってないんだ!
もう、おれがやらなくちゃいけないじゃないか!
なんでやってないんだ(バカ野郎、この野郎)

こんな意味合いです。
相手を非難しようとおもって、直球で、なんでやってないの、とかこのバカ、とか言うよりも、期待したのに、期待した自分がバカだったよ!
というような、やや皮肉、冷笑がはいった非難の言葉になります。


最近、私が特に思うのは、人の悩み、concernや不安anxiety

これとExpectationでしょうか?

この場合のExpectationは期待、満足度合いですね。

例えば、ご主人が食事の後の片づけをしてくれる、

でもそれは当たり前で、本当は食事を作ってほしい、
だから、片付けくらいしかできない夫には満足しない

これはExpectationが高いのです。

期待値があまりに高いので、相手の実際のPerformance「はたらき」やDelivery「何かしてくれたこと」 、これに満足できなくなるのです。

アメリカ人のご主人がいる日本人女性の方と、外国人の夫に求めること、

これを話し合ったことがありました。

彼女も私も、重い荷物をもってくれる、とか、瓶の蓋をあけてくれる・・とか

日本人でも、外人でも、だれでもやってくれるよ!という簡単なことを夫に求めていることがわかりました


私たちExpectation低すぎですよ・・・と言って笑ったことがあります!
詳細はこちら!(外国人ダーリンここが素晴らしい

Expectationはハードルの高い・低いとも考えられますね。

彼女は子供に求めるハードルが高い

というと

Her expectation toward her son is really high.

とも言えます。

いい学校にいけ、文武両道でなければならぬ、学級委員をやって、ボランティア活動もしろ、とかあれこれ求めるお母さんを想像していまします。

そして、こんな風にExpectationが高いほど、子供はそうならないで、反発し、
不登校になったり、ある時、学校中退したりとか、そんなことになるんですよね・・・


とにかく、Expectationは頻出の言葉です。

たくさん求めすぎ、これはDemandingでも表現できます。

お母さんの例だと、Expectaton も高く、さらに、She is ,in a sense, really demanding! 

なのかもしれませんね。

要求が多い、あれやれ、これやれ、と言って、何をやっても満足しない親、あるいは上司、
これがDemandingな感じがします。

あしたは、このもう一つのことば、Demandingこれをちょっと取り上げましょう!

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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