重箱のスミをつつくような→detail oriented
自己紹介の記事を書いた時に、昔、オランダ人の上司と会話したことを思い出しました。
うちの銀行に監査が入った時のことです。
外部監査を大手監査法人にお願いしていました。
私も同じ職業なのでわかるのですが、
日本の鑑定士の方、指摘がいちいち超こまかいのです。
〇〇と**の数字があってないがどうしてでしょうか?
私の心の中:タイプミスだよ!!
〇〇では登記簿数量、###では実測数量と記載があります。
二つの数量の記載がある理由をお聞かせください。
私の心の中:知らねーよ、評価の時には、どっちかしか使ってねぇだろ!
賃借人ですが、+++の資料には山田太郎と記載、###の資料にはTaro Yamada と記載がありますが、同一人物でしょうか?ご確認をお願いいたします!!
私の心の中:あ“―――!!!っったくうるせぇな!同じだろおなじ!イチイチ聞くんじゃねえ!!
私にとっては本当に精神衛生上良くない日々でした。
私のカウンセリングブログ、「職場の人間関係お悩み解決、日本一幸せなビジネスマンになる!」にも書いています。
私は、自由をこよなく愛する人間で、本質重視です。
なので、形式が大嫌いです!!
なんども言いますが、形式に従わされることは、何よりも耐えがたいのです。
なので、この監査が本当に苦痛でした。
苦痛だったので、潜在意識がそうさせたのでしょう。
私が休暇をとっているときに、監査が来る、ということになりました。
上司と話して、ドイツにいるオランダ人上司が監査対応をしてくれることに
なりました。
オランダ人は、効率重視です。
非効率なものは、ムシズがはしるくらい嫌いです。
この上司も、そうでした。
だから、この細かい質問に、なんじゃコリャー!!!
とはいいませんでしたが・・
It doesn’t make any sense…. まったくもって意味がない
とプチむかつきをあらわにしたような英語でコメントしました。
私が休暇でいたメルボルンから上司に電話したことを今でも覚えています。
Sorry Meet sensei, they are just detail oriented.
ミート先生(私は上司をこう呼んでいました)、すみません、重箱のスミをつつくような質問で・・・
ミート先生、はっはっはっと笑って・・・
Yukina san, Yes, exactly, they are really detail oriented!!
そのとーり!!ユキーナさん、本当に重箱のスミをつつかれて、困っている・・・
さて、今日の単語oriented ですね。
ちなみにdetail oriented は、私が日本人の特徴の「重箱のスミをつつく」ということを、あえて表現したら、
こうだろうな、という言い方ですので、辞書に出ているかどうかはわかりません。
でも、ニュアンスは必ず伝わると思います。
Oriented は○○をもとにしている、価値の基盤を~に置く、という意味ですね。
Detailは詳細、なので、詳細がすべて、細かいことがすべて、大枠はどうでもよくて、とにかく細かいこと、これが気になってしょうがない
こんなニュアンスです。
それを表すのに、detail oriented と表現しているのです。
価値のおおもとは、超こまけぇことにある、
それを表現するのに、思いついたこのdetail orientedが、オランダ人の上司を爆笑させた、
Oriented では他の使い方、例えばgoal orientedなどが出てきました。
目標、目的志向、目的至上主義と言えばわかりやすいですね。
目標がこうだから、今こういうことをする。
目標に照らし合わせて、
どういう行動をすればいいのか決めていく、ということですね。
That CEO of that company told company’s board members “We have to be goal oriented, for us to survive in this industry.”
その会社のCEOが役員を集めてこういった。生き残るためには目的志向、目的から行動を考えていくようにしなければならない・・・
日本人の細かさから、監査から、実際の現場では良く使うけど日本人がうまく使えない単語orientedに行きつきました。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。