「プライベートバンクの嘘と真実」篠田丈
■元野村証券トップセールスマンの手記。中略 コミッションは株を売り買いしてもらわないと発生しませんから長期保有してもらうと困る。損するとわかっていながら取引を進めるのは心苦しい。
■国債以外の借金を含んだん保温の政府債務は1000兆を超えており、GDP比では240%近くに達しています。これは国が倒産状態にあるギリシャより悪い数値です。中略 こうした状況に陥った国家が行うのは、「預金封鎖」と「資産課税」、「そして通過切り替え」です。
■具体的な対策としては日本国内に所有している資産の一部を海外に移転することが考えられます。そのためのプラットフォームとしてスイス投にある伝統的プライベートバンクというわけです。
■プライベートバンクと一般の銀行との一番大きな違いは、プライベートバンクはプライベートバンキング業務を専業としている銀行であり、経営形態がパートナーシップ生になっているということです。特にパートナーの一人が無限責任という点が大きな特徴となります。所有と経営が一体化していると言ってもいいでしょう。一方プライベートバンキングとは一般の商業銀行が手がける富裕層向け金融サービスの一部門のことです。
■融資など法人との取引に乗り出したり、自らファンド等の商品を組成して販売するなど業務の多角化を図るようになったプライベートバンクはもはや伝統的なプライベートバンクとは呼べないと思います。
■伝統的なプライベートバンクは創業家をはじめとした特定のファミリーが預けている相当な額の運用資産によって適正な収益を確保できているところがほとんどです。そのため、さらに多くの資産を積極的に受け入れる必要性を感じていないのです。
■無限責任のパートナーシップを維持しているグループ、伝統的な価値観や哲学は守りつつ組織形態を柔軟に変えているグループ、
グローバル展開を目指し積極的に規模の拡大へと経営戦略そのものを切り替えたグループ
■スイスには50-60の銀行がありますが、ノイエ・ヘルベティシュ、ラーン・アンド・モドマー、バウマン、ぐらいが伝統的なプライベートバンク
■スイスの銀行法では、プライベートバンクに経営者ファミリーの名前を継ぐ者がいない場合、その銀行は存続できないことになっています。存続させたければ銀行の名前を変えるか、合併するしかありません。
■投資の成功事例を様々なファクターにより分析してみると、資産配分94%、銘柄選択4%、投資のタイミング2%となります
■伝統的プライベートバンクが目指していることは預かった資産を減らさないということです。例えば物価上昇によって資産の実質価値が下がることを回避することです。戦争や天災等によるダメージも考えられます。
■分散投資ではそれぞれの投資対象の相関係数がカギとなります。逆相関の銘柄を組み合わせればリスクは劇的に減少します。
■プライベートバンクが投資している債権の種類で、ココ債、偶発転換社債があります。もう一つは仕組み債の一種であるクレジットリンク債です。これはクレジットを証券化することで発行される仕組み債で投資家は高い利息収入を得る代わりに発行体と参照クレジットの両方のリスクを背負うことになります。
□お金持ちでもない、増やしたいと思う欲求から逃れられないけど、減らさない、ということに特化して物事を見ていくこともやっぱり必要だなぁと思う次第でございます。
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プライベートバンクの嘘と真実
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