「未来をつくる起業家」 ケイシー・ウォール
■日本国内のベンチャーキャピタルは、株式の過半数を保有する創業者一人だけとやり取りをしたがること。イグジットの機会が少ないため、会社を立ち上げるには長丁場に備える必要があること。これらすべてに私は足をすくわれた。日本で創業して成功できるかどうかを左右するこうしたインサイトは、東京にいる少人数のグループしか知らない。
■日本の場合、企業の価値は競合企業や、似た規模の企業が過去に資金調達をしたケースが参考にされ相場観で決まることが多い
■もし、日本からグローバルな製品をつくりたいのであれば、最初から英語で製品をつくったほうがいいし、共同創業者も従業員も、日本人だけではなくて、他の国の人もチームに入れたほうが良い
■YCombinatorで教えられていることの一つには、「つくる前に売れ」というものがあります。スタートアップは、顧客と話す前にプロダクトをつくりがちです。すると誰も使わないモノをつくってからそのことに気づいて、失敗をします。YCombinatorは商品をつくる前からそれを売ることができることを教えてくれるんです。
■スタートアップのCEOとして重要な役割はいくつかあると思います。ヴィジョンを持ち続けて、方向性を示し続けることが1つ目。会社に有能な人材を呼び込み続けることが2つ目。そして資金をショートさせないことが3つ目です。
■斬新なものをつくる際には、一般的に言ってみてもプロトタイプの実証が非常に重要です。投資家は保守的ですから、価値を確かめられるものに投資をしたいと考えます。
□サラリーマンとして成功する人と全く違うスキルセットが必要であるのは間違いない。
□当たり前だけど、幅広い見識が必要になる。それが人としての成長だと思う。
