日本はゴールデンウィーク真っ只中。もうすぐ子供の日 
ということで…、

ちっちゃな子供の一人旅のお話なんぞ してみましょうか
ねぇ? 若い頃、ビジネス旅をしていた時の、アメリカでの
思い出です。

 私は日本から(日本製産業用機械の)営業マンとして 
毎月のように米国出張し、米国中を航空機の国内便で飛び
回っていました。ほとんどの航空便はエコノミー席でした
が、搭乗回数が多かったので いつの間にかマイレージ・
カードは「ゴールド」になっていました。その頃のお話
です。


アメリカでは飛行機で幼い子供一人がお婆ちゃんちに遊びに
行ったりなど よくしています。日本ではあまり見かけない
かもしれませんが…。

こんな子供が隣にたまたま座ってきた時、CAさんから
声が掛かります。
「この子、独りなの。気に掛けておいてくださらない?」
と。私は「お安い御用ですヨ!」と二つ返事で請け負います。

ある時、私の隣に座ったのはジョーシュ・7歳でした。

ユ 「やぁ、独りで旅行かい?」
J 「うん、お婆ちゃんちへ遊びに行くんだ」
ユ 「へぇー、しっかりしてるなぁ」
・・・

この子、自分のゲーム端末機で独り遊びしていました。
ユ 「ゲーム、面白そうだネ?」
J 「やってみるかい? ほら」

私、画面上で自滅ばかりを繰り返します。
J 「おじさん、下手だなぁ! 貸してごらんヨ。ほら、こう
やるんだヨ」
ユ 「上手いもんだなぁ」
J 「ダメだなぁ。もう、かしてっ」
ユ 「・・・」

ユ 「ところでジョーシュ、飴さん食べるかい?」
私は持っていたホールズ(キャンディ)を開封して一つ
あげます。
J 「これ、美味いネ。…残りのヤツ、もらっても良い?」
ユ 「あっ! ああーぁ、良いよ」
(タイミング的にダメとは言えない。)


残りの10個(?)を 全部取られてしまいましたぁ。
ちゃっかりしとるワいっ、7歳児! 笑