携帯電話は、セネガルでは結構な数が、ガンビアでもまぁまぁ普及していました。

そんな中、"テレセンター" と呼ばれる個人電話屋さんも結構な数、店を出して
いました。店内のブースから有料で電話を掛けるのです。携帯電話は、まだまだ
高価で庶民には無理がある便利品だったからです。

携帯電話を持っている人の殆んど全てがプリペイド式のものです。ケイタイ
電話機そのものは高いです。50,000Fcfa(=¥10,000)くらいからありました。
Nokia(=フィンランド製)のものが多く出回っていました。

(今は、アフリカ人もスマホ持っているのかなぁ?)

新しい電話機を購入した際には、同時に電話番号の入ったチップが必要に
なります(=SIMカード?)。電話番号を変えるのは簡単で、新しいチップ
(2,000Fcfa =¥400)を買って、自分で差し替えれば良いのです。この時、
500Fcfa 分くらいの通話料金が込みになっています。

電話機一台の金額が普通の労働者の1ヶ月分の給料を超えるほどに高い訳です
が、それでもケイタイを持っている人が多いのは、一種のファッションと
ステイタスシンボルの一つと見ているからなのでしょう。日本で、例えば
ケイタイが20万円もしたら、持ちますかぁ? (今、日本では iphoneの
最新版が15万円くらいするようですが…。これは高過ぎでしょう?!)

プリペイドカードは、「Hello Card」と呼ばれるものが多く出回っていて、
1,000Fcfa, 3,000Fcfa, 5,000Fcfa, 10,000Fcfa があります(カードを
スクラッチすると番号と暗証コード番号が出てくるので、インプットして使用
します)。お金がないので、受信専用で携帯電話を持っている人も多くいま
した。それ故、このプリペイドカードを贈り物にすると喜ばれました。

私の居た当時は、セネガルのケイタイはセネガル国内でしか使用できません
でした。