ずっと前に予約したものがこの日を迎える。一つ目は健診の続き。血糖値が高いので定期的にチェック。 前回の指示は、おやつを控えるように。出かける前にメモを見て、あらら。。。守って無かった。

   でも悪く無い数値。血液を取って検査。結果は来週。


  もう一つが、「新しい横浜美術館となかよくなろう!」という横浜市芸術文化振興財団の企画。港北区民文化センターミズキーホール共催。

   そのため、会場は美術館ではなくて、綱島のミズキー。2024年3月開館!新しくて、とても綺麗!

4階の小さめな音楽ホールで開催。

  



   蔵屋美香さんという女性の館長さん。ご自身も千葉大学で油絵を描いていて、学芸員に。アーティスト目線で絵を見るから他の学芸員さんとちょっと違うらしい。国立近代美術館の館長を経て2020年よひ横浜美術館館長。既に長期閉館して改装することは決まっていたそう。

    

   横浜美術館の建築は丹下健三。そんな感じ。コンクリート作りで左右に長く、広島平和記念館と、都庁を足した感じ。美術館の前が巨大な広場。

   


   左右に長く、左に 誰でも利用できるライブラリー。右には、実際にアート制作できる工房があり、陶器の窯やドリルや?!色々な道具とそなえてるそう。中央後ろは8階建てで収蔵庫。展望台は低いから高い建物に囲まれて意味がない。中央が展示スペース。展示スペースは甘利広く無い。一階に巨大なグランドギャラリー。

   リニューアル前の横浜美術館は、展示室から出ると廊下で、オープンスペースがあり、展示を続けて見る感じでなく、しかも石造りで冷たい感じで、ベンチもなく、くつろげる雰囲気は無く、だだ広い空間があるだけ。あまり好きではありませんでした。

  リニューアルに際して、丹下健三さんが、何故展示室からいちいち廊下に出るように作ったか?!は、美術館の言いなりに順路に沿って見るのでは無く、好きな順に見ても良いし、外で友人たちとお話ししたり、休んだり。そういうスペースがあれば。。。という思いがあったそう。

   果たしてそれが実現できているか?!と、ディスカッションして、入場無料の「じゆうエリア」を設けて、淡いピンク色のグラデーションのテーブルと椅子。小さな本棚を配置して、ソファを配置して、くつろげる空間に。子どもが靴を脱いでくつろげるスペースも作った。空間構築とサイン計画を乾久美子さん、空間計画とサイン計画(家具も)菊地敦己さん、ミュージアムメッセージを国井美果さん。専門家が取り組んだそう。


    後半は、作品をどお見るか?スライドを見ながら、会場にマイクを回して、絵の中になにが見えましたか?と、一方通行でなくて、わかりやすく楽しみ方、見方を教えてくれました。

1.よーく見てみよう

取り上げた絵は。ペルリ提督横浜上陸の図。

まあ、沢山のひとが見物に来ていた。ペルリ一行の4列目には黒人の方が3人並んでいる、などなど。

2.

松本竣介 Y市の橋。

当時 戦時下では、橋の手すりなど金属は供出されられた。


3.ポール•セザンヌ 縞模様の服を着たセザンヌ夫人。三角形の構図。この人は時に面長、時に丸顔に描かれる。地味。幸せそうに見えない。などなど。


4.ルネ マルグリット

王様の美術館。

この人、コンクリート壁の前に立ってるけど、どおなってるの?!人の形の窓から見える景色かしら?では、下の部分の説明がつかない。人形の鏡で、見ている私の後ろの景色を映している?だとしたら、鑑賞している私を消している!


5.奈良美智 

春の少女。

この作品はとっても大きいそう。大きさも味わって。東北大震災のあと、奈良はしばらく作品に取り組めなかったそう。その後でできた作品。春の少女。目からキラキラ。涙?喜びのキラキラ?


もう一作品ありましたが、パンフレットに載ってなく写真を探せません。

絵に描かれている人が、鑑賞者のこちらを見ているような感じがする!という絵でした。


   そういう発見!しに、美術館へ行かなくちゃ。


 折角良い講演会だったのに、前日の寝不足で。。。眠気が遅い、一部記憶が飛んでる。とほほ。

   6月2日まで

「おかえり、ヨコハマ展」を開催してるので、時間を見つけていきたいです。この日の午後、と思いましたが、寒いので、また別の日に。