先週の大河ドラマ "光る君へ"で 曲水の宴の場面がありました。
曲水の宴とは、毎年、上巳(じょうし).の節句(ひな祭り)に、平安貴族が集い、川に盃を、流し、その間に和歌を詠んだという風流な催し。かつては疫病などを払う意味で、宮中に伝わる禊祓(みそぎばらえ)という神事だそう。
その場面のメイキングのNHKの番組、100カメでは、スタジオ内に水の流れを作り、さらに川で流す盃を乗せて泳がすアヒルの形のものを、小道具の方が、工夫して作る様子も。たった数秒の演出にこだわるプロの仕事を見れて、かなーり面白かったです。
この「曲水の庭」には、鹿児島の仙巌園で、出会っていました!
平安の衣装を身につけて、宴を模した催しも行われるそう。庭には写真が添えられていました。
これが曲水の庭。緩やかな斜面になだらかな流れの川を作ってありました。
開けた場所からは、雄大な桜島が見える。
島津家のお屋敷とお庭。本当に素敵でした。
説明書きには、日本で唯一の曲水の庭と書いてある。
唯一なのかなあ?!と調べると、京都、松尾大社に、重森三玲先生の晩年の作で、1975年作庭、曲水ノ庭、上古の庭、蓬莱の庭と、三部作の庭がありました。写真で見ると、石を立てるように多く使っています。 京都で、先日やっと桂離宮、そして東福寺の重森三玲先生の市松模様の庭を拝見したので、次は松尾大社へ行くという、目標ができました。
またもう一つ、太宰府天満宮にも曲水ノ庭がある。管原道真公をにちなんで958年から曲水の宴は、行われ、中断はあったものの1970年から毎年3月1日に行われているそう。一段と華やかなお写真。(HPより).
仙巌園では来年2025年4月13日の曲水の宴で、和歌を詠む方を6名、応募受付中らしいですよ。
我こそは!と思う方は是非。



