昨年、5月に亡くなった弟の一周忌の法事。
八王子のお墓に近い、曹洞宗のお寺にて法要が行われました。
49日まではいとこも参加をお願いしましたが今回は弟の家族と弟のお嫁さんのお父様と妹、母と伯母、私たちだけ。弟の孫4人が1歳から5歳まで4人。
清鏡寺というお寺。こちらのお寺では読経の時に皆様にもお経を黙読していただくそうで、全員にお経の冊子が配られました。最初は45ページから。
4文字熟語が並んだような、お経。漢字の意味で意味は推察されるものの。難解。次は、2ページ。こちらは漢字かな混じりの文にしてあり、難しいお経を日本語に訳してある。でも、難解。
ありがたいお経なのでしょう。この本をお借りして、もう少し読んでみたい感じでした。今はこのように、わかりやすく書き直されているのだということも、初めて知りました。
僧侶は鶴見の總持寺に出向いて講義したりもなさっておられるそう。
お経の後、僧侶は、良寛和尚の次の句を紹介してくださいました。
散る桜 残る桜も散る桜
人間皆、いつかは亡くなる。今ある命もいつかは終わってしまう。今をしっかり生きよう。
という意味か。
また、亡くなった方の事を。このように会して皆で思い出すことが供養になる、どうぞ、沢山思い出して下さい。
そして、エピソードとして、自身のお孫さんが、奥様と車でモノレールを見た時.「じーじにも、このモノレールみせたら、じーじ、喜ぶね。」言われたそうで、その場にいない私のことを孫がそこで思い出してくれたのが嬉しい。
というエピソードも。
車で移動して霊園のお墓へ。墓石の横の石碑に父の名前の横に弟の名前、戒名、亡くなった日、年齢も書き加えられていました。63歳。悲しい。
父がまだ生前に、親の遺言で、長男以外も一緒のお墓に入っても良いとされていたのに、アニキたちと一緒の墓は嫌だ、と、両親と弟と、この場所を見にきて、父の生前に買っていた場所。父が亡くなり、母が墓石を建てました。お墓に彫った字は父の字。用意しないうちに亡くなってしまったので父の作品の写真を集から1文字選びました。
まさか次に弟が入るとは誰も思っていなかった。
お寺の僧侶がここでもお経をあげてくださり、全員てお線香をあげました。晴天で八王子の丘の上の墓地は風が吹き抜けていました。
会場を日本閣にお部屋を取っていて、会食。
会食のご挨拶で、喪主である弟のお嫁さんが、「先ほど僧侶も仰っておられましたが、亡くなってから、日を追うごとに、思い出すことが増えてくる。季節の行事の度に、沢山のことを思い出す。」と。
イベントが大好きで、家族とキャンプに行ったり、旅行に行ったり、花火大会や。忙しかった弟。私の家族のことも気にかけて、旅行に誘ってくれました。私も、最近、良く思い出すので、同じだなぁ。。と。優しいお嫁さんで弟は本当に幸せだった。
広いお部屋で4人の弟の孫たちが仲良く遊んでいて微笑ましかったです。
母は、ひ孫の中の1番下の男の子が、目がぱっちりして弟に1番似ている!と。弟の小さい頃の白黒の写真の姿を、思い出していました。
声が出れば、僧侶ともう少しお話をしたかったです。
母と伯母を車で送り、娘をマンションに送り、帰宅しました。
もたもと法事のために、この日は仕事を入れていなかったので、休めました。
早く薬が効きますように。