お天気は雨、息子のお家のヘルプをお休みして、ゴッホ美術館へ。

   こちら、大人気で、1ヶ月前に予約すれば良かったのに、日本出発直前に先週の週末の予約が取れなぬて、この日の朝9時半に予約してきました。

   Blaak駅を7時40分に出て、一駅目のRotterdam,Centralで乗り換え。ところが列車が満員で乗れない。次の電車が30分の遅延。混雑が予想されたので、次の急行で向かう。30分早めに家を出て良かった。スキパール空港よりトラム397でAmsterdam Museumpleinへ。

  ゴッホ美術館の目の前に停車!これは便利。9時40分に到着。

   予約したバーコードで入場。エスカレーターでマイナス1のフロアへ。音声ガイドも借ります。

 ロッカーは、モニターに生年月日をパスワードにして登録すると、あなたはD550と番号が出て、その扉が開きます!荷物を入れればok!鍵もありません、番号を忘れないように写メ。

  ポケモン&ゴッホのコラボイベント中で、クイズのペーパーも受け取りました。〇のフロアから始まります。

   ゴッホのSelfportraitから。

   最初の左手上の写真はJohn Peter Russelが描いたゴッホ。そのほかのこの部屋には12枚のゴッホが描いた自画像だけが展示されています。実際には生涯で38枚の自画像があるそう。ゴッホは自身を描くことで、さまざまな色の実験をしたり、ほと走る芸術の感性を描くことで表現していった。

  これから観る他の作品全ての原点になる絵が、肖像画。大変素晴らしい、美術館のスタートのお部屋でした。

  目の色もさまざま。


  肖像画と静物画は、裏表に部屋の中央に、

 年表も。兄弟のTeoは、ゴッホを常に褒めて支えて、沢山の手紙のやり取りがあった。再び両親と住んだ家。お墓もTeoと隣に。

 


  一つ上の階へ。1の階ではポケモンとゴッホのコラボの作品!人気で写真を撮る列。私も撮影してもらいました。いただいた冊子は質問に答えながら、進む,難しい!!親子で楽しんでる方もおられました、

 日本の海外の作家さんが描いた絵。どれもとても魅力的。

  作品展示はゴッホが描いた時代順で、若い頃の作品から、作風も変化していく様子もわかりました。

  パリに行く前のゴッホの色は暗い。そして農民が働く人にこそ美しさがあると感じ、素朴な少女に美しさを見出していた。

  


   ジャガイモを食べる人々。一際大きな絵。有名な絵がここに!

   ゴッホはミレーを尊敬していて、彼自身も耕す人、じゃがいもを掘る人の絵を描いた。 

 


  パリの美術館学校では人体の構造を学ぶためにロクロのデッサン。タバコを咥えさせたのは、彼のユーモア?!

  そしてパリに行って同時代の仲間たちから多大な影響を受けて、自身のオランダ時代絵画は時代遅れ、ストロークや色や技法を取り入れる。

  左、ゴッホ。中央 ドガ、モネ、カイユボット、右 ラッセル、マネ。

  向日葵。

  大きなスペースの正面に飾られたひまわり。ゴッホは少し枯れゆく姿に美しさを見出してる。

  この頃1987年の作風のモンマルトルの丘、自画像。浮世絵に大変興味。模写して自分の解釈で色を変え、異国趣味の日本語の文字の入った額縁を付け加えている。

ゴーギャンや、スーラからも影響を受けて。浮世絵にある三連の絵を真似た、三点セットの花の木。


 アルルの寝室。

 明るい色合いで、芸術家仲間を呼ぼう!と、喜びに満ちてる。

ベットの頭には、いつもかぶる帽子。壁に自信が描いた風景が。サイドの壁には、自画像も。


  肖像画、どれがゴッホ?

 


花の絵は、売れる!と狙って描いた。どれがゴッホ?

  ゴッホは、枯れてる姿が美しいと、感じて描いていたそう。 うーん、他の華やかなのに負ける?!

  右下二点がゴッホ、

左手上からアンリ ファンタン ラトゥール。アドルフ マンでチエッリ。中央 カミーユ ピサロ、エミール ベルナード、オディロン ルドン。


  ゴッホのテクニック。補色を使うと色が一層鮮やかに。絵の具の厚塗り。そして、ザラザラ感を出すのに実際に砂を混ぜていた。

 


アルルの家。

 ゴーギャンとは、言い争いが絶えなかった。 

ゴーギャンが描いたゴッホ。ゴッホが描いたゴーギャンの椅子。洒落ている。そして蝋燭。なにを意味するのだろうか。ゴッホが描いたゴッホの椅子は素朴。

   ゴーギャンが家を出て出ていくと、ゴッホは自らの耳を切ってしまった。そしてサンレミの精神病院へ入院することになる。

  その間に描いた絵は、窓から見える木々、花。聖書の物語の場面、療養所にいた男性の絵も。

  


 色鮮やかな黄色の麦畠。

 畑を吹く風も感じられる。

 「刈る人のいる日の出の麦畑」


  ゴッホ美術館のフィナーレのように、特別な雰囲気で飾られていたのが、この作品。なんとも優しい絵です。

「花咲くアーモンドの木の枝」

 南フランス サンレミの精神病院に入院していた時、パリに住んでいた弟テオに子が生まれたのを祝って描いた。喜び、優しい思いが溢れて。

  とても大きな作品でした。


   、ブログに載せきれていないのが、同時代の画家の作品。そして、テオとの歩み。手紙のやり取り。


  テオは、ゴッホの死後、半年で病気で亡くなってしいました。夫の遺志を継いだ妻のヨーと息子が、ゴッホの作品を売り込んだそうです。


   階下に戻ると、ゴッホとセーヌ川。の特別展。

すべて写真撮影禁止でした。


 ゴッホ美術館は、凄かった!!見応えあり、まるまる1日、滞在してしまいました。

   アムステルダム、ダム広場には行かず、トラムでスキポール。スキポールから電車で帰ってきました。