上野の、東京芸術大学大学美術館へ。 

特別展 日本美術をひも解く。前期後期入れ替えがあり、後期は伊藤若冲の代表作 動植綵絵が十幅公開されている。

 入口入ると順路は3階へ。入り口にすぐに 工芸の螺鈿の家具があり、素晴らしかったです。三蹟と呼ばれた小野道風の書もありました。

 そして、国宝 「蒙古襲来絵詞」、国宝「春日権現験記絵」。と鎌倉時代の絵巻を見ることができました。混んでいましてが、慌てずに並んで、前列でじっくり拝見することができました。


 地下一階に降りると、いよいよ若冲!

右側の一面に大きな作品が整然と飾られています。

動植綵絵。とりわけ鶏の描写が凄くて、今にも動き出しそう!そして、赤の色が鮮やかでした。

 10幅見終わったところに、技術的な事、裏側から彩色して色に奥行きを出している手法もある。裏紙に黒を用いて、より 表側の絵を引き立てている、と解説がありました。

 



そして、高橋由一の「鮭」。明治10年。日本に最初に洋画が入ってきて、油彩画を親しみやすくするため、身近にある素材を描いたそう。

 とても大きな作品でびっくりしました!!

 これを観れて良かったー。




円山応挙の「牡丹孔雀図」。絵はみんな応挙のようになってしまった、というコメントがあるのもわかるくらい、細かく丁寧に写実的に描かれていて、孔雀の色も、とても鮮やか。

 


 

 もう終わりかと思ったら、もう一部屋ありました。現代に繋がる日本画が展示されていました。

明治期

 髙橋由一「栗子山隧道」。

 五姓田義松「ナイアガラ景図」

大正期

 池上秀畝「秋晴」6曲一双。

 和田英作「黄昏」

昭和期

 横山大観「飛東」。


 もう一度、若冲と、鮭を見直して、帰りました。


 この後、黒田清輝美術館の上島珈琲店で一休み。



 広場では、台湾フェアも開催されていて。


 歩いて、稲荷町の、下谷神社へ。こちらで、横山大観の天井画を拝見するつもりでテクテク。ところが、16時までで、もう門が閉まっていました!!

 残念。。。日を改めて訪れることにします。