市ヶ谷でランチの後、上野へ。東京都美術館へ14時の予約。
少し時間があったので友人たちと上野大仏へ。震災で壊れて、体は戦争中に資源として使われて、お顔だけ安置してあります。
もう落ちない、ので、受験のお守りとか。
さて、ゴッホ展。
ヘレーネ•クレラー•ミュラーという女性が、美術家のブレマー氏をアドバイザーに、ゴッホの作品を買い集め世界から最大の収集家になったそう。1938年にクレラー•ミュラー美術館を開館して初代館長に。翌年に亡くなられたそうです。
オランダの東側にあるこの美術館は、敷地も広い公園にあり、とても素敵だそう!オランダに行けたら、是非訪れてみたいなあ。
ゴッホは若い頃、すごく真面目に、スケッチをしていて展覧会の前半はスケッチばかり。私のボタニカルアートの先生もスケッチがすごく大事。スケッチができないうちに色をつけても、結局ダメ。って。
ゴッホもコツコツとスケッチ。ようやく油絵を描き始めたら暗いグレーの色を沢山使った、暗い雰囲気の絵。
その後パリに出て、印象派の画家や他の画家と交わるようになり明るい色彩を使うように。
ゴッホは他の画家の影響も受けて、すぐにいろいろ試したそうで。スーラみたいな点描の作品もある。
変なのー、と、最初思ったけど、見てると引っかかるものがあり、だんだん好きになり、絵葉書を買ってきてしまいました。
細かく細かく書いていますね。。。
ゴッホで無いみたいでしょ。。。1887年。
ゴッホの種蒔く人。オレンジ色でギラギラした太陽が沈む。1888年。ミレーに影響されて描いたのでしょう。でも全然ちがう。今月の始めに甲府のミレーを見てきたので、余計にそう思う。
この種まきは明るく見えますね。
アルルで、ゴーギャンと暮らした黄色い家。1888年
鮮やかなブルーの空。そして黄色い家。
南仏の明るい雰囲気を思い出します。ゴーギャンとうまくいかなくなり、心を病んでしまうわけですが。その頃から、独特の描き方に。
1888。同じ年に何枚も描いている。
見応えがありました。
他の画家の作品では、ルノアールもありました。
小さいけど、ルノアールらしい、街の人々の会話が聞こえて来るような、人の温かみのある絵でした。
さて、お楽しみのミュージアムショップ。ゴッホ展のショップでは、絵葉書と小さいファイル、糸杉のマグネット。
東京都美術館のショップでは、買いたかったイラストで読み解く美術館の入門書や、子どもの絵本を購入。
オランダに行く息子のこどもに、ゴッホの絵本。
絵本で予習して、本番で、ホンモノ見てきてねー。
この絵本の最初の2枚の絵が来日してるのだから、凄いですね。