緊急事態宣言で、都内のほぼ全ての美術館が臨時休館で、がっかりしていたところ、アート仲間のIさんから、平塚市美術館へ行ってきたのよ。と、教えてもらう。

 川瀬巴水展を見てきたって。秋にSONPO美術館で開催のパンフレットを持っていたけど。

 大正から昭和にかけて風景版画を数多く制作した版画家。

 

 他にも寄り道を考え、車で行くことに。久しぶりの平塚。近くにララポートができていました。市役所のすぐ先に、大変、綺麗な建物。

 2階に展示室。この日は川瀬巴水展と、別の展示ルームでは、柳原義達の彫刻。


 1階で、川瀬巴水の版画を作るまでをドキュメント映画にしてあるのを上映していました。


 題材を求めて日本各地を旅行したようで。映画では法隆寺の近くの里のスケッチをしていました。丁寧なスケッチを、転写紙に書き写し、筆でしっかりと輪郭を描いた後、木版画にする木に糊付けし、アウトラインを残すように彫っていく。まず輪郭だけを10枚くらい色をつけて紙に刷る。そこに次に色を乗せるところに、彩色していく。それを色版の木に貼り、色の部位の版を何通りにもつくっていく。版ができたら、色を載せて、バレンでこすり、プリントを重ねていきます。一つの色の版に3色くらい使うこともあるそう。


 写真を撮ってokの作品を撮影してまいりました。

金沢。

芝増上寺。




馬入川。ここに来る時に渡ってきました。平塚の川です。

 




鎌倉八幡宮。大銀杏が健在で、明るくていいですね。



アップで撮るとよく見えます。


増上寺の雪。これは、下絵から何ヶ月もかけて制作されたそう。

 

 箱根の三菱の岩崎小彌太が別邸として建てた建物と珍しいツツジを植えた庭。「見南山荘」と呼ばれ、川瀬巴水も招かれて板画を作ったそう。現在の山のホテル。

 その他、雑誌の挿絵、切手、女性の絵などもあり、切手用の版画のスケッチに初回発売の記念切手とその地方のスタンプの初回版も。大変貴重!

 ガラス越しに外を見ると、屋外には沢山のアート作品があります。

 柳原義達展も見ました。作品は三重県立美術館からお借りしてきたようです。
 写真可は、これだけ。

 会場内は、女性の彫刻。後半はカラスやハトに興味があったようでら沢山の作品と、晩年絵が描かれた沢山のスケッチも。彫刻は女性の体を捻った時のバランススケッチは、シャガールを思わせるような感じでした。

 久しぶりに美術館へ行けてよかったです。
絵葉書を選んで買ってきました。後ほど紹介します。