所属している日本通訳案内士協会(JGA)主催のオンライン研修。
ウポポイ。北海道の白老に今年7月にオープンした国立アイヌ民族博物館を含む「民族共生象徴空間ウポポイ」について、オンラインの研修がありました。
10月の北海道旅行で行く予定が、骨折&入院したために、予約していたのに行けなくて。
研修申し込みを迷っているうちに期日を過ぎて参加できず。
ところが、「配信」でその日の講座が聞けることになり、早速申し込みました。
内容が濃かった~!!!
3人の講師の先生。最初の先生は、ウポポイの職員の方。
まず。「ウポポイ」って何? (大勢で)歌うこと。だそうです。
今年の4月のオープンに向けて、インバウンドや日本のお客様がアクセスしやすいように
特急列車が止まるようにしたり、駅前も再整備したそうです。(ウポポイのある白老の場所は 千歳空港からJRで40分。札幌から65分。)
コロナの影響で遅れて7月12日にオープン。
北海道にアイヌ関連の施設は60か所あるそうですが、ここはナショナルセンター。
国内外にアイヌの文化を発信する施設。
国立民族博物館、国立民族共生公園、そして、慰霊施設が野球場2つ分の広い敷地にあります。
最初の先生が、敷地内のいろいろな施設。交流ホールや敷地内のステージや繰り広げられるいろいろなことをご紹介下さいました。
2番目の先生が博物館について、詳しく説明してくださいました。アイヌ民族の歴史。もともとはどういう生活をしていたか。それが倭人が明治時代の同化政策で、彼らの狩猟や農業を禁止したり、生活のすべを奪い、大変苦労した歴史があるそうです。差別を受けたことから、だんだん固有の言語や文化が失われてしまったことも聞きました。悲劇的な歴史がありました。千島アイヌ、樺太アイヌ、北海道アイヌと
3つの違う文化があったそうです。
3番目にガイドのJGAのMさんは、ご自身の先生がアイヌ文化の研究を始めてサポートするようになり、アイヌ文化に深い関心を持つようになったことと、ご自身がお付き合いするお友達とのやり取りから、アイヌの方々が「差別」を感じたり、自身がアイヌの子孫であることをカミングアウトできない現実など、「文化をつないでいくことの困難さ」を体感し。そのうえで、海外から訪れた方に、その文化の意味、この施設の目指すところ「誰もが共生する世の中」。
など、丁寧に、心を込めて説明下さいました。
今まで、白老の民族村や、阿寒湖で繰り広げられる、アイヌの方の火の祭礼の踊りなどは、観光の出し物の一つ、と思っていたことが 申し訳なく思いました。
10月に行くことができなかったけれど、今日のお話を聞くことができたので、改めて、来年、プライベートでも、訪ねてみたい、、と思いました。
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実際、インバウンド旅行は 「英語ガイド」は大勢いるので、本州と 北海道は 「セパレート」にされて、本州のガイドが北海道に飛ぶことは少ない、、と思うけど。勉強させていただき良かったです。
富良野は、今は?と、時々見るライブカメラ映像。
美瑛の、車で駆け抜けたジェットコースターの道も、すっかり雪に覆われて。
グレーの世界になっています。
北海道、急に大雪が降ったそうです。
ガーデナーさんが、10月、冬支度を大急ぎでしていた訳がわかります。。。こうなる前に雪がこいしたり、様々な準備が必要なのですね。