STAY HOMEで、歴史や、京都や、大仏や、ガイドに役立ちそうな番組を録画して見ていますか、Eテレの能楽を観ました。
舞囃子「田村」と、能「湯谷」。
喜多流の能だそう。解説がしっかりあり、予習してから、本編。しかも、画面右に字幕が出るし、副音声でわかりやすい解説と補足。
楽しめました。
この「湯谷」は、米の種、噛めば噛むほど美味しい、何度も楽しめる舞台と、言われるそうだけど、昭和34年に訪れたフランスの訪日団が、監獄に入れなきゃ行けない悪人がいれば、能の舞台を見せればよい。と、言ったとか。(ひえー!)そんな、エピソードも。
能舞台は派手なセットもなく見た目同じ舞台だけど、この作品は、作品中何度も場面が変わるので、その景色を鑑賞する人が自分で想像して楽しむそうなのです。そういう解説を聞くと、ただのかご風の枠の中にいるシテが、外の花見の華やいだ雰囲気と裏腹に、母を思い籠の中で浮かぬ顔をしている。という情景も見えて来て、なるほどな。。。という感じでした。
今年1月の能楽研修で国立能楽堂へ行って来たので、舞台の雰囲気も想像しながら味わえました。