貴重な文献で愉しむ | 駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

米国、一時フランス、中国、米国再駐で通算24年加算中。慶應大文学部卒。経営ノウハウの学術化を目指し、商学部の教授から論文指導を受け、人間関係学の学位取得。
延べ19年目のアメリカAnother Skyから発信します。

日曜の過ごし方


何となくルーチンの流れが出来てきました。


朝はいくつか行きつけのカフェで朝ごはん。


そしてカレッジヒルを登り、大学キャンパスへ。

お気に入りのカフェか学生会館で勉強。


お昼は大学街の店か学食。


午後は図書館。


学生会館

午前は、大学の学生会館の談話室で小論文の執筆準備。



コーナーで居心地がいい。


窓の外は中庭。


プラトンの『国家』、5つの体制モデルの要約をまとめる。



  午後は図書館


ブラウン大学ロックフェラー図書館です。

学習の続き。



  息抜き中の発見1

日本関係の書架を眺めてると、かなり古い本を発見。好奇心で読んでみる。


さらに好奇心。ネットで調べると何と60-70万円くらいの価値がある。






イギリス人が開国間もない1856年に日本へ旅行した記録です。


記述に臨場感

昔の本なので写真や挿絵を多用出来なかっただろうか。

その分、記述が細やかで臨場感があり想像を掻き立ててくれます。


挿絵も詳細。



古い本なのでポロポロ落ちてくる。


気になる記述

筆者が色んな場所に案内用の英語表記が見られることに驚く。


この時代は、オランダ語と中国語が一般的で英語は発展途上でした。


ある翻訳者がウェブスターの辞書を利用して英語を吸収したとある。福澤諭吉は渡米中にウェブスターの辞書を購入しているので、この翻訳者とは福澤先生のことと推察。


街にある英語表記は、ある翻訳者の貢献したと筆者が書いている。相当感心したんだろうな