ブガティーニでexperiments | 駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

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米国、一時フランス、中国、米国再駐で通算24年加算中。慶應大文学部卒。経営ノウハウの学術化を目指し、商学部の教授から論文指導を受け、人間関係学の学位取得。
延べ19年目のアメリカAnother Skyから発信します。

ブカティーニにハマってます


パスタはスパゲッティ、リングイーネをよく食べるのですが、最近はブカティーニにハマってます


ブカティーニは3ミリ程度の極太のロングパスタです。


Slow Driedが美味しい。

買うのは決まってディチェコ(DeCecco)のSlow Dried。

フレーバーが楽しめ、消化にもいい自然乾燥型なSlow driedを買います。
稲庭うどんや素麺でも美味しいやつは同じですよね。




穴が開いています

穴が開いてますが茹で上がると塞がります。

ブカティーニの場合、太過ぎてアルデンテだと食べにくいので柔らかめに茹でます。







Experiments 


さて、作ってみました。

2種類作ってブカティーニが美味しく食べられるソースの可能性を探る感じで。


ナポリタン

ケチャップはハインツのオーガニック。これは別格。ピーマンは香りが強すぎるのでししとうを。あとは玉ねぎ、マッシュルーム、ハム、ガーリック。


具を炒めてからパスタを入れる前にケチャップを入れます。しっかりグツグツと酸味を飛ばしてからパスタ投入。


これをやると新橋あたりで食べるナポリタンの味に相当近づきます。茹でたブカティーニを合わせて仕上げ。

上からパルミジャーノレッジャーノを掛けて仕上げます。


実食

味は新橋クラス。極太パスタは皆が愛するナポリタンの感覚を強力な食べ応えを以ってアップグレードしてるなぁーと感じます。


日本の店でもやれば大当たりするだろうな。



判定


ブカティーニによるEnhancement ⭕️


新橋辺りのナポリタンは太めのスパゲッティを使う。アルデンテは無視。太いから少しもっちり感を強化されている。

ブカティーニそれを超えてくる。

店に入ると無言でカッ食らうガッツリ派を喜ばせることだろう。




アーリオ・オーリオ

ペペロンチーノ系。これはだいぶ前に作りました。

スパゲッティの時と同じ手順。

薄切りのニンニクを多めのオリーブオイルでゆっくりきつね色になるまで。

パスタの茹で汁を少し投入し、フライパンを揺すりながらかき混ぜ乳化させてソースが完成。

茹で上がったパスタを絡めて完成。


今回は茹で汁を少し入れて乳化させるプロセスも少し甘かったかな。




実食

フレーバーは同じなので同じ味。美味いけど感動はない。

ただ極太パスタの束感が口中で多少障害に。


判定

極太パスタにソースが負けてて、口中の負担を感じる。

スパゲッティの方が美味いな。


ブカティーニによるEnhancement ✖︎〜△





ポルチーニ(オイル系)


風味が心地いい乾燥ポルチーニを使う。

オリーブオイルでガーリックをゆっくり炒め香ばしくなったところでポルチーニを戻し汁と一緒に入れ高速でフライパンを前後に揺すり、ヘラでかき混ぜながらとろみ出し(乳化)させる。立ち昇る香りがたまらない。ポルチーニオイルをしっかりブカティーニに絡ませるための重要な作業。


青臭さがない青菜(水菜やベイビーサラダリーフ類)とパスタを入れて絡める。


実食

予想通り、これまで食べたどのポルチーニパスタより美味い。

ポルチーニの強いフレーバーが太麺でもしっかりバランスを保ってる。



判定

極太感でソースでも強めのポルチーニの風味の強さでバランスが保たれている。

アーリオ・オーリオで感じた負担が、強いソースだと太麺の食い応えに変わる。満足。



ブカティーニによるEnhancement ⭕️





サマリー

ブカティーニは強めのソースで食べるパスタを極太感を以ってアップグレードしてくれる。


ボンゴレとかあっさり系には合わないと思う。

クリーム系には間違いなく合う。

カルボナーラ作って見るかな。

ボロネーゼにも合いそうだけどひき肉が絡まないので、タリアッテーレ(きしめん風パスタ)には勝てないと思う。



美味しくなると予想されるパスタ

ナポリタン、プッタネスカ、アルフレッド、カルボナーラ、ポルチーニなど。


アーリオ・オーリオは、スパゲッティの方が上かな。この延長でいうとボンゴレとかもパスタが強すぎらと思う。



もう一つ。箸で食べることおすすめ。