ブラウン大と慶應大(アメリカ回顧③) | 駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

駐在員さん 〜2周目のアメリカ生活〜

米国、一時フランス、中国、米国再駐で通算24年加算中。慶應大文学部卒。経営ノウハウの学術化を目指し、商学部の教授から論文指導を受け、人間関係学の学位取得。
延べ19年目のアメリカAnother Skyから発信します。

国慶節初日。今日から独り秋スクです。社会学史レポート2本と試験勉強。

アメリカにあるブラウン大学、ご存知ですか?

維新の頃、ジョン万次郎が西洋の高等教育を学ぼうと考えていた福沢諭吉に勧めた大学です。実際に大学のシステムなどを現地で学び慶應大のイメージの参考にした大学です。

慶應大学の案内リンクです。



ボストンから車で南西に1時間ほど、ロードアイランド州の州都のプロヴィデンスの中心部から駆け上がる丘の中腹からてっぺんにかけてキャンパスが広がっています。
近かったので、頻繁に行っていました。

ブラウン大学は、東部8校の超名門アイビーリーグの一つ。他のメンバーは、ハーバード、イェール、コロンビア、プリンストン、ダートマス、ペンシルバニア、コーネル。

ロックフェラーやイエレンFRB議長、CNNのテッドターナーなど輩出、ハリーポッターのエマ・ワトソンも出身。

我が息子も記念受験しましたが、倍率30倍。予想外の面接まで漕ぎ着けたものの結局は記念受験。

芸大のハーバードといわれる超名門ロードアイランド・スクール・オブ・デザイン(美大、こちらは娘が別の芸大受験対策でサマースクールに参加)と接していて単位交換プログラムもあり、一体が大学の街になっています。

カフェとか色々あって、ジョギングしたり月に2-3度はその辺りで過ごすことが多かったです。

思えば、今学んでいるのも、何かの縁だったのかもしれませんね。


前出のジョン万次郎。この街から南に車で40-50分くらいのニューベッドフォードという街に住んでいました。初めてアメリカに住んだ日本人です。その家も今でもあります。


話の流れで。マサチューセッツ州南部とロードアイランド州に跨る、車でそれぞれ1時間以内のコンパクトなエリア、開国から維新に掛けて最も重要な人物のゆかりの土地です。
ペリーも近くのニューポート出身で、家も墓もあります。
坂の上の雲の秋山中将も近くの海軍大学で聴講した経験があるなど。。ペリー提督、ジョン万次郎、福沢諭吉、秋山中将。。幕末維新の豪華キャスト勢揃い。ファン垂涎の地だと思います。

いずれまた、ゆっくり訪ねます。


プロヴィデンスの街並み。ブラウン大学は、丘の上に広がっています。