「紗枝はわがままだよ!」


頭のしんで何度もこの言葉が響く。


あの事件以来、みんなの目は変わった。


「すっ須賀さ・・・じゃなくて…あの…汐乃さ・・・様」


もう須賀で良いって


「はい?」


「っも…もしよろしけれ・・・ければ…プリ…プリント…提出…」


これはまぁ姫君のせいでもないけどさ・・・


喧嘩は誰よりも強かった。


私がこぶしを固めればみんながたじろいだ。


何より人を使うのが得意だった。


パシリや子分は山ほどいたが、


あれほどのパートナーは他にはいなかった。



私が殺した私の友達

「汐乃 紗枝」


ドアのほうから声が聞こえた。


「中学時代、地元周辺の中学の頭しきってたんだろ?」


声の主は姫だった。


「そんなあんたが何で今、地味な苛められっこやってたの?」


苛められっこは姫君のせいだろう。


地味な子は努めてたけど…


私は姫と五人組をよそに体育館を出た。