こんにちは
歴12年の人妻パパ活サバイバー ゆきなです
現在4人~5人のパパさんとそれなりに楽しくパパ活しています。
幻冬舎新書の「パパ活女子」を読み終わったので、後半の感想です。
前半は面白く読めたのですが、後半はちょっと重たいエピソードも多く、読んでよかったもののどんよりした気持ちになりました
特に第三章「パパ活男性をウンザリさせる茶飯女子」の最後に紹介されていたエピソードが特に印象に残りました。
「フィリピン化したパパ活家族」
昼は美容師として働きながら、夜はパパ活女子として活動する21歳の女の子の話。
彼女は茶飯だけのパパ活で月50万円を稼いでいるが、なんと家族がその収入を頼るようになってしまったのだそうです。両親は娘が何をしているのかわかった上で「才能だよ、もっと頑張れ」と応援、彼女の弟も姉がパパ活で稼いだお金で大学に通っています。しかも、お腹には赤ちゃんがいてこれからシングルマザーになることが決まっていました
私はこれを読んだ時、とてもショックでした。貧乏に対する嫌悪感というとしっくりくるような気がします。娘にたかる親もイヤだし、行きずりの相手との子を身ごもった彼女自身も頭が悪いと思いました。けど、外から見たら私だって変わらないだろうし、むしろお金に困っていないのにパパ活して遊んでいる私の方がタチが悪く見えるだろうし、なのに「私はここまで落ちぶれていない!」と勝手に思い込んでいる自分がいやしいなあと思いました。
第四章「パパ活サイトの女性会員は31パーセントが女子学生」に登場する女子大生は鬼ど直球のコメントで面白かった。
「おじさんは無理です清潔です、とか書いているけど、ほとんどちょっと小太りで清潔感は感じられない話がおもしろい人もたくさんいて、ご飯食べるのは全然苦じゃない肌が汚いなとか、ちょっと不潔だなとか思いながら食べてますおじさんってお金があるんだなって思って見ています」(要約)
彼女は片親で貧困家庭だからパパ活してるんだそうです。そこを知ると悲しい気持ちになります。
第五章「日本社会からこぼれ落ちる中年パパ活女子」はさらっと読み終えました。
短期で稼ぐ手段として、ならわかるけど、楽に稼ぐ手段としてパパ活をとらえている30代以上は頭が悪いと思ってるので、まあそういう気持ちで読みました。
この本を読んで考えが変わった点があります。
今までは「友達から誘われた」「みんなしている」というフレーズのほとんどは嘘だと考えていました。こんな活動とても人には話せないし、みんなっていうのは「キャバクラで働いているみんな」のように注釈がつくだろうと思い込んでいました。ですが、少なくとも自分が想像しているよりは多くの20代の女の子が生活のためにパパ活をしており、それが社会のスタンダード化している……のかもしれない、だとしたら恐ろしいな、と思うようになりました。
前半は笑えて、後半は胸糞。だけど読んでよかった一冊でした。
気になる方は本屋で探してみてください。